韓国財政機関へのハッキング試み。1位米国・2位中国……日本からも!

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興味深いデータが出てきました。

国会企画財政委員会のリュ・ソンガク『国民の力』議員が韓国財政情報院から受け取った資料によると、2018年から2023年07月までの5年余りで、財政を所管する政府機関に対するハッキングの試みが計3,397件に達した――というのです。

主に狙われたのは、以下の機関です。

企画財政部
関税庁
調達庁
統計庁
財政情報院
『韓国銀行』
『韓国投資公社』
『韓国輸出入銀行』
『韓国造幣公社』

今回情報を提供した財政情報院もしっかり狙われています。2018年~2023年05月までの件数を見ると以下のようになります。

2018年:531件
2019年:1,380件
2020年:560件
2021年:278件
2022年:278件
2023年07月まで:370件
小計:3,397件

2018年から2019年にかけて約2.6倍に激増したのですが、以降は沈静化。

ただし、2023年は07月までで「370件」ですから、「2022年:278件」から急増しています。

ちなみに、2023年07月までの「370件」のうち、海外からのハッキングは「327件」。

どの国からかというと、約53.2%を占める174件は中国からとのこと(174件 ÷ 327件)。

また、2018年~2023年07月で発生したハッキングの試み3,397件のうち、約82.2%に達する2,795件は海外発。

国別で見ると、以下のようになっています。

第1位 アメリカ合衆国:683件(24.4%)
第2位 中国:677件(24.2%)
第3位 オランダ:152件(5.4%)
第4位 ロシア:100件(3.6%)
第5位 ドイツ:93件(3.3%)
次点 日本:46件(1.6%)

上掲のとおり、日本からのハッキングの試みも記録されています。

財政情報院によると、これら3,397件の試みで「実際に突破された事例はない」とのこと。本当でしょうか。実は気付いていないだけかも……。

(柏ケミカル@dcp)

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