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「韓国語は超難解」

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「日本語は超難解」とネットで話題になったりします。もちろん外国人の皆さんにとって――であって、私たち日本人からすれば「生まれてからこっち、ずっとこれを喋ってます」なので、難しいとは感じません。

赤ちゃんは、生まれ育つ環境によって、どんな言語であろうが習得して喋れるようになります。

これはとても不思議な能力ですが、人間にはそのような仕組みが備わっていると考えざるを得ません。

「日本語が超難解」といわれるときに、この定義の出元かというと――多くの場合、アメリカ合衆国・国務省です。

(前略)
FSIの言語学習研修

以下の言語学習タイムラインは、米国外交官に言語を教えてきた76年間の経験を反映しており、学生がその言語で「一般職業能力」、または Interagency Language Roundtable (ILR) スケールで「スピーキング 3/リーディング 3」のスコアに到達するのに通常必要な時間を示しています。

これらのタイムラインは、FSI が観察した学生が能力を習得するのにかかる平均時間に基づいていますが、実際の時間は、言語学習者の自然な能力、以前の言語経験、教室で過ごした時間など、幾つかの要因によって異なる場合があります。
(後略)

⇒参照・引用元:『アメリカ合衆国 国務省』公式サイト「Foreign Language Training(外国語研修)」

国務省では、職員を外国に派遣したりする関係上、上掲のように外国語研修についての説明ページをサイト内に設けています。

同ページの中に、英語のネイティブスピーカーである合衆国人が、その外国語による「一般的な職業能力」を習得するのに掛かる時間をスケール化しています。

例えば、最も習得に時間を要さない言語は「カテゴリー1」となっており、「英語に似た言語」では「24~30週間 (授業時間 600~750時間)で習得可能としています。以下の言語です。

Category I Languages
デンマーク語(24週間)
オランダ語(24週間)
フランス語(30週間)
イタリア語(24週間)
ノルウェー語(24週間)
ポルトガル語(24週間)
ルーマニア語(24週間)
スペイン語(30週間)
スウェーデン語(24週間)

⇒参照・引用元:『アメリカ合衆国 国務省』公式サイト「Foreign Language Training(外国語研修)」

この易しい言語から難しい言語までのカテゴリー分けで「超難解(Super-hard languages)」の「Category IV Languages(カテゴイー4)」に分類されているのが「日本語」というわけです。

しかし、実は韓国語、中国語も超難解言語に含まれています。以下をご覧ください。

「超難解言語」–英語を母国語とする人にとって非常に難しい言語。
・アラビア語
・中国語(広東語)
・中国語(北京語)
・日本語
・韓国語

⇒参照・引用元:『アメリカ合衆国 国務省』公式サイト「Foreign Language Training(外国語研修)」

英語がネイティブスピーカーの合衆国人からすれば、韓国語だって超難解――というわけです。

習得するには「88週間(授業時間2,200時間)」を要する――となっています。

ただし、日本人からすれば韓国語を習得するのは難しくありません。むしろ容易な言語になります。古田博司先生によれば、朝鮮語はとても簡単に習得でき、朝鮮語で冗談もいえるようになる、とのこと。

(吉田ハンチング@dcp)

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