最近はあまり注目されませんが、「MRF」「MMF」「中国ファンド」などを説明する際に「公社債投信」という言葉が登場することがあります。この「公社債投信」(公社債投資信託の略です)とは何かご存じでしょうか?
■株式には投資しない、安全性を重視した投信
「公社債投信」は、「長期公社債投信」とも呼ばれ、運用先に株式を組み入れず、国債・金融債・電力債などの元本割れを起こしにくい公社債を中心に運用する投資信託です。
元本割れをしないように運用することが目標のため、利率は低いのが特徴です。また安定して収益を出せるよう公社債を中心に運用しますが、債権が暴落したりすれば元本割れの可能性もあります。
「追加型公社債投信(追加型公社債投資信託)」という頭に「追加型」と付く場合には、「株式を組み入れない」「運用対象が国債などに限定されている」点は同じですが、元本を追加すること、すなわち資金を途中で追加すること、が認められているものです(途中解約も認められています)。MRF、MMFは追加型公社債投信になります。
(柏ケミカル@dcp)