2021年04月26日の韓国メディア『韓国経済』の記事によれば、韓国の経済については7つの危険な兆候があるとのこと。以下です。
①新しい「nut cracker」効果による危険
(アメリカ合衆国と中国の間に挟まれて砕かれる可能性)
(アメリカ合衆国と中国の間に挟まれて砕かれる可能性)
②「manana」経済観による危険
(経済を漠然と楽観視する)
③「cobra paradox」による危険
(対処療法がかえって事態を悪化させる)
④「greater fool theory」の指摘する危険
(不動産価格が膨らみ続けている)
⑤「boiled frog syndrome」的な危険
(危機が到来しているのにゆっくりであるため気付かない)
⑥「pinball effect」の危険
(危機はドミノ式に連鎖する)
⑦「disregard」による危険
(危険性を無視することによる危険)
どうもこの記事を書いたハン・サンチュンさんは「boiled frog syndrome」(ゆでガエル症候群)などの英語を使いたい人のようで、7つ全てをそれで通しています。「言いたいだけじゃないのか」という気がしないでもないですが、そのまま引きました。
韓国政府の野放図なばらまき政策や非合理的な開発計画などを見るにつけ、このような指摘をせざるを得ないのでしょう。特に問題なのは②と⑤で、韓国政府が「このままいける」という生暖かい気持ちでいることです。政府・家計・企業の負債が市場最大に膨らんでいるのに特段手を打っていません。
もっとも、仮に危機感を持っていたとしても、これまでの政府の施策を否定することになるので意見表明もできない――という可能性はありますけれども。
(吉田ハンチング@dcp)