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「GDPデフレーター」とは?

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経済ニュースでは「GDP」という言葉がよく登場しますね。GDPは「Gross Domestic Product」の略で、日本語では「国内総生産」と訳されます。また、GDPとは「一定期間内にその国で生み出された付加価値の総額」と説明されます。

GDPの詳細な説明は他の記事に譲りますが、GDPには「名目GDP」と「実質GDP」があり、この二つの言葉もよくニュースなどで見掛けるでしょう。GDPデフレーターは、この名目GDP・実質GDPに関わっています。

デフレーターは英単語「deflator」で、これは英単語「deflate(ディフレート)」を元にしています。deflateは「空気を抜く」「しぼませる」といった意味の単語で、「deflator」はは「空気を抜くもの」「しぼませるもの」といった意味になります。

簡単にいうと「GDPデフレーター(GDP Deflator)」は、「名目GDP」から「実質GDP」を導くための、一種の指標です。式は、以下になります。

実質GDP = 名目GDP ÷ GDPデフレーター

名目GDPは時価で表示され、その時の物価水準に左右されます。そのため、物価水準の影響を受けない財・サービスの総量を求めるためには「名目GDPをしぼませる」必要があるのです。その役割をするのがGDPデフレーターというわけです。

(柏ケミカル@dcp)

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