日本は「東アジアを正確に見るコツ」を身につけるべき

広告
おススメ記事

櫻井よしこさんの名言に「アジア各国という時にですね、どの国とどの国を指しておられますか?」というのがあります。

「日本はアジア各国から批判されている」などというのは実に狡猾で無責任な物言いです。誰が言っているのか、発言者をぼかし、責任を取らない言い方だからです。

「みんながキミのことを嫌ってるよ」というのと同じです。その「みんな」というのは誰のことなのでしょうか。子供が親に何かねだるときに言う「みんな持ってるから」と同じレトリックです。

よく聞いてみると「えーっとね。鈴木くんと高橋くんと佐藤さん」と「なんだ3人じゃないか」だったりします。もちろんこのように問い詰めると子供に嫌われます(笑)。

しかし、国家間では嫌われようが、自国の国益を追及するためには断固戦わなければなりません。それが外交です。武器を使わない戦争のことを外交というのです。

「日本はアジア各国から批判されている」などと言う場合、その「アジア各国」はたいてい韓国・北朝鮮・中国です。いわゆる「東アジア」3カ国。

「東アジア」と付き合うには、古田博司先生がご指摘の「東アジアを正確に見るコツ」について、まず学ぶべきです。

以下に古田先生の指摘を引用してみます。

(前略)
東アジアを正確にみるコツがある。

第一に、日本のお家芸だった対中位負たいちゅうくらいまけ外交をすてること。

いまの中国はかつての孔子の国でもなければ、古代文明の伝統を引き継いでいないのだ。

第二に、アジア主義を諦めること。

日本人がいくら頑張っても彼らには日本と連帯する意思はない。それどころか内憂を外患に転じ、つねに反日に利用しようとする。日本アジア主義者はそもそも西洋近代に対する反発から生じたが、日本は西洋近代をすでに乗り越えた。もう誰もドイツやフランスを羨ましがったりしない。せいぜいアメリカにはどうしても勝てないのが悔しいと思う人がいるぐらいだ。

第三に、贖罪するふりをして、彼らに同情しないこと。

同情に付け込んでさらに要求度を高めてくる。一層悪辣になり、逆に彼らをダークサイドに追い込んでしまう。

そうでなくとも彼らは、もう十分にダークサイドにいるから、こちらまで引き込まれてしまいかねないのだ。危険である。

世界で孤立しているのは実は日本ではない。

東洋的専制主義の彼らのほうなのだ。

それが証拠に、日本は東アジア以外のアジアとは関係良好である。

日本は元来、東アジアの一員などではなかった。
(後略)

⇒参照・引用元:『醜いが、目をそらすな、隣国・韓国!』著・古田博司,ワック,2014年03月04日 初版発行,pp163-164

日本人のためになる警句です。日本はこれら3カ国に対峙、交渉するときには、古田先生の警句をあらためて考えてみるべきです。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました