韓国自動車「安くて故障の多い偽物の日本車」だったが「今では品質で日本車に勝った」

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ニセウルトラマン」みたいな感じでしょうか。あるいは「貧弱な坊やと呼ばれた」でしょうか。


↑『J.D.Power』が2024年06月27日に出したプレスリリース。

韓国メディアが「韓国『現代自動車』が日本車に品質で勝った」という記事を出しています。毎度おなじみの『J.D.Power』の評価を引いたもので、書きようが面白いのでご紹介します。

記事のタイトルは「’安っぽい’韓国車、今は高くても買う…品質競争で日本車に勝った」です。

(前略)
「安いのがおから餅※1」は私たちのことわざだが、これは2000年代までアメリカ人が韓国車に感じた感情だ。

安くて故障の多い偽物の日本車」という汚名まで着せられた。

しかし、世の中は変わった。

韓国車は2010年代に入って「安物の屈辱」を取り除き、「同じ値段なら真紅のチマ※2」という評価を受け始めた。

2020年代に入ってからは「高くても買う価値がある」という好評が殺到している。

今年もグローバルプレミアム自動車市場の二大ブランドであるドイツのベンツ・BMWはもちろん、「品質のトヨタ」「技術のホンダ」など日本車ブランドに勝利を収めた。

それも韓国ではなく、グローバル自動車ブランドが死闘を繰り広げるアメリカ合衆国でグローバル権威を認められている品質調査評価でだ。

合衆国市場調査会社『J.D.Power』は28日(現地時間)、「2024年新車品質調査(IQS, Initial Quality Study)」を発表した。1987年から始まった『J.D.Power』の新車品質調査は、合衆国を越えて世界最高の権威を認められている。

『J.D.Power』の調査結果は、米国消費者の自動車購入基準として積極的に利用されるだけでなく、各社の品質競争力を測る重要な指標として活用されている。

『J.D.Power』は、消費者が車両購入後3カ月間経験した品質不満事例を集計し、100台当たりの不満件数を点数で算出する。点数が低いほど良い。

今年の調査の場合、一般ブランド17個、高級ブランド14個など計31個のブランドを対象に行った。

昨年4月から今年2月まで、米国で新車を購入した10万人を対象に227項目に及ぶアンケートを実施した。

『現代自動車』グループは164点で、グローバル15の自動車グループ会社の中で1位になった。日本ブランドの日産は168点、米国ブランドのゼネラルモーターズは172点で後塵を拝した。

『現代自動車』グループは、インフォテインメント、走行補助および安全機能などで優れていると評価された。
(後略)

※1「싼 게 비지떡」は韓国のことわざ。「安いものはおからで作った餅で、おいしくはない」で、要は「安物買いの銭失い」という意味です。

※2「같은 값이면 다홍치마」「同じ条件ならより良い方を選ぶ、より自分の利益になるほうを選ぶ」という意味です。

⇒参照・引用元:『毎日経済』「騙された『安い』韓国車、もう高価でも買う…品質競争で日本車に勝った」

まず、韓国自動車が他ブランドを抑えたとなっていますが、そうでもないのです。

ブランド別に見ると、1位は「ラム(Ram Truck)」で149点、2位は「シボレー(Chevrolet)」で160点、3位が『現代自動車(Hyundai)』で162点、4位が『起亜自動車(KIA)』163点となります。

高級車といわれるカテゴリーを見ると、

第1位 Porsche(ポルシェ)……172点
第2位 LEXUS(レクサス)……174点
第3位 Genesis(ジェネシス)……184点

となっています。ベンツ・BMWを抑えたはウソではないかもしれませんが、「レクサス」に10点遅れをとったことは書いていませんね。

同記事では、

2015年に発売されたジェネシスは「B級プレミアムブランド」のレッテルを剥がし、ベンツ・BMWと対等に競争して勝利を収めた。品質面では高くても買える「A級高級ブランド」として認められたわけだ。

と書いています。

最後の「安全機能で認められた」は非常に疑問です。

「火事を起こす危険性がある」という理由で『NHTSA』(National Highway Traffic Safety Administrationの略:運輸省道路交通安全局)からリコールの指定をしょっちゅう受けているのに?――です。

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(吉田ハンチング@dcp)

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