イスラエル&アメリカ合衆国 vs イランの特別軍事行動でホルムズ海峡の航行が困難になりました。

↑ホルムズ海峡の航行ですが「船影もまばら」になっています。
ガソリン価格が急騰している韓国ですが、原油の調達を確実にしなければなりません。
2026年03月06日、韓国大統領府の姜勳植(カン·フンシク)大統領秘書室長が突然の発表を行いました。韓国メディア『朝鮮日報』の記事から一部を以下に引用します。
(前略)
姜室長はこの日午後、青瓦台ブリーフィングで、「UAEから原油を購入することになったといううれしい知らせをお伝えする」とし、「李在明大統領の指示に従って原油導入方案を協議し、その結果、合計600万バレル以上の原油の緊急導入が確定した」と述べた。姜室長は「今回の原油導入によって油価安定化に寄与できるだろう」と述べた。
姜室長は具体的な原油緊急導入方案と関連して、韓国が輸入する原油の約70%が通過するホルムズ海峡が完全封鎖された状況だとし、「ホルムズ海峡の通過が必要ないUAE内の代替港湾に、それぞれ200万バレル規模のわが国国籍のタンカー2隻を直ちに接岸させる」と述べた。
続いて「UAE国営石油会社が港内に保管中の原油400万バレルを積み込み、できるだけ早い時期に帰航する計画」とし、「UAEがわが国に保管している共同備蓄物量のうち200万バレルは、われわれが望むならいつでも提供できるという約束を受けた」と述べた。
(後略)
UAEから600万バレルの供給を受けたという公表を急きょ行いました。
まず第1に「李在明大統領の指示に従って」と述べているのがポイントです。
コロナ禍の際に「ワクチンを緊急で入手した」という話があったのと同じで、「大統領はエラい」を強調するためのものであって、極めて政治的な「緊急」発表だといえます。
ちょっと待て、どうやってホルムズ海峡を通らないで韓国まで運ぶんだ――と思われるかもしれません。以下をご覧ください。

右下の黄色のパイプライン(Habshan–Fujairah oil pipeline※)をご覧ください。
※通称「Abu Dhabi Crude Oil Pipeline」
アブダビ内陸の油田集積地であるHabshan(ハブシャン)から始まって、Fujairah(フジャイラ)港まで結んでいます。このフジャイラ港は、ホルムズ海峡を東に越えたオマーン湾に面しており、このルートを使うと、ホルムズ海峡を通過する必要がありません。
もっともオマーン湾を航行する船だから見逃してくれるということでもないでしょうが。
ちなみに600万バレルというと大量に思えるかもしれませんが、韓国の1日の消費量が約200万バレルといわれますので「3日分」に過ぎません。
ないよりはあった方がいいのですが、ワクチンのときと同じでまあ「大統領万歳」な発表です。
(吉田ハンチング@dcp)






