サムスン子会社の元役員が技術を盗んで中国に流す!「中国に工場を建てて半導体洗浄装置を製造」の大胆不敵

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韓国の水原地裁によると、『サムスン電子』の子会社である『SEMES』も元役員ら7人が不正競争防止法、営業秘密保護法、産業技術保護法違反の疑いで拘束、起訴されました。

何を行ったのかというのと、自社の特許を使った主力製品である半導体洗浄装置のデッドコピーを作って関連技術と共に中国企業に売却。710億ウォンを受け取っていました。

中心的役割を果たしたAさんは、『SEMES』に10年以上も勤務。2018年03月~2021年12月までに同社の技術を盗用。

すごいのは、中国からの出資を20%受け入れて天安に工場を造り、半導体洗浄装置のデッドコピー14台を製造していたことです。

どんな装置なのかというと、

(前略)
Aのグループが盗んだ半導体洗浄装置は、『SEMES』社の特許技術で作られた主力製品で、チップ工程の初期段階で汚染物質を除去するために使用されていた。

この装置は、硫酸などの高温の液体の洗浄にも対応し、搬送ロボットのアームを2本から4本に増やすことで洗浄のスピードアップを実現した。
(後略)

⇒参照・引用元:『亜州経済(中国語版)』「好大的胆子!三星前员工盗取核心技术泄露至中国牟利710亿韩元」

とのこと。

ところが、韓国の国家情報院の産業秘密保護センターに通報があって発覚。同センターが調査に乗り出したところ、Aさんのグループは携帯電話やハードディスクに残ったデータを消去。証拠隠滅に努力したのですが、残念ながら逮捕、起訴となりました。

中国に工場を建てるという大胆不敵な技術流出事件ですが、「さすが」という他ありません。

(吉田ハンチング@dcp)

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