短信です。誠に申し訳ありません。
2022年11月03日、日本の麻生太郎『自民党』副総裁は宿泊先のホテルで韓国外交部の朴振(パク・ジン)長官と朝食会を開催。
メディアでは「意見交換を行った」――と報じられています。
朴振(パク・ジン)長官は、朝食会前に記者に対して「日韓関係の合理的な解決策を見つけるため、良い意見を伺い、それに基づいて問題を解決していきたい」と述べています。
その後、具体的に何が話し合われたのかについて詳細な報道は出ていません。また、外交部からも本件についてのプレスリリースは出ていません。
ただし、麻生さんと朴振(パク・ジン)長官の朝食会について、韓国外交部は定例ブリーフィングで記者からの質問に以下のように答えています。
<質問>
本日、朴振(パク・ジン)長官が訪韓中の麻生太郎元首相と朝食会を行ったことが分かっています。これに関して、日本のメディアは徴用問題(原文ママ:引用者注/以下同)についての議論が行われたのではと報じていますが。
(『メディアペン』キム・ソジョン記者)<回答>
朴振(パク・ジン)長官は日韓協力委員会の要請により、本日午前中に、日韓協力委員会会長の資格で訪韓した麻生元日本首相と面談しました。今朝の議論で、朴振(パク・ジン)長官は日韓関係の改善についてさまざまな意見を交わしました。
また、強制徴用問題を含む両国間の懸案については、外交チャネルを通じて協議中です。
⇒参照・引用元:『韓国 外交部』公式サイト「スポークスマン定例説明(11.3)」
外交部は「麻生さんはあくまでも日韓協力委員会会長の資格で訪韓した」と前置きした上で、日韓関係の改善についてさまざまな意見を交換した、と述べています。
また、「いわゆる徴用工」問題は正式な外交チャンネルで話し合われているとし、今回の麻生-朴面談は外交チャネルではないと一線を画した物言いです。
しかし、正式な外交チャネルではないからといって、「本件が話し合われていない」といっているのではありません。邪推するなら、正式な外交チャネルではないからこそ話し合えるプランがあるのかもしれません。
具体的に何が話し合われたのか知りたいところです。
(吉田ハンチング@dcp)