おススメ記事

米国FRB「通貨スワップ拡大」を決断! 韓国は関係ありません

広告

アンカーがタイトルで「通貨スワップ」と書いていますが、これはアメリカ合衆国・『FRB』(Federal Reserve Boardの略:連邦準備制度理事会)いうところの「ドル流動性スワップ」(スワップライン)です。

韓国では「通貨スワップ」と呼称しています。

2023年03月19日、『FRB』は以下のプレスリリースを出しました。

米ドル流動性の供給を強化するための中央銀行の協調的な行動

『カナダ銀行』、『イングランド銀行』、『日本銀行』、『欧州中央銀行』、『合衆国連銀』、『スイス国立銀行』は、本日、常設のドル流動性スワップライン(U.S. dollar liquidity swap line)アレンジメントを通じた流動性供給を強化するための協調行動を発表しました。

ドル資金の供給におけるスワップラインの有効性を高めるため、現在ドルオペを提供している中央銀行は、7日満期のオペの頻度を週次から日次に増やすことに合意しました。

この日次オペは2023年3月20日(月)から開始され、少なくとも4月末までは継続される予定です。

これらの中央銀行間のスワップ・ライン・ネットワークは、利用可能な常設設備であり、グローバルな資金調達市場の緊張を緩和する重要な流動性バックアップの役割を果たし、それによって家計や企業への信用供給に対する緊張の影響を緩和するのに役立ちます。

⇒参照・引用元:『FRB』公式サイト「Coordinated central bank action to enhance the provision of U.S. dollar liquidity」

連銀と常設のドル流動性スワップを締結している5つの中央銀行は、ドル供給の拡大について同意したとのこと。

週次で行われていた7日満期のドル供給を「日次」で行えるようにし、この措置は少なくとも2023年04月末までは継続される――としています。

日本の中央銀行『日本銀行』も以下のようにプレスリリースを出しています。

⇒参照・引用元:『日本銀行』公式サイト「米ドルの流動性供給を強化するための中央銀行の協調行動」

『UBS』による『クレディ・スイス』の買収などがあり、きなくさくなっていますので、『FRB』が火消しに動きました。緊縮基調だというのに流動性の拡大ですから、ボヤのうちに鎮火したいという思惑です。

ドル流動性スワップを常設締結している5つの中央銀行との話なので、韓国は関係ありません。

韓国メディアの言葉をまねるなら、「一軍の中央銀行間の話」で、二軍とは関係ないですね。

【通貨スワップ協定】日本は「一軍」で、韓国は「二軍」だそうです
2020年03月19日にFRBが発表した「9カ国の中央銀行とスワップラインを結ぶ」という発表について、韓国メディアでは大きく取り上げられています。多くの場合「これでひと息つけた」といった反応が多いのですが、『中央日報(日本語版)』に「通貨ス...

よその国の中央銀行を勝手に格付けして、「うちは二軍、あそこは三軍」などと言うのです。韓国メディアは。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました