昨年、2022年に韓国『現代自動車』は日本再攻略に乗り出しました。
理由は簡単で、世界第1位の自動車市場ではシェアが1%台まで低下し、回復する見込もないので、世界第3位の日本市場で幾らかでもシェアを伸ばさないと仕方がないのです。
日本再挑戦の公表が2022年01月でしたので、2023年03月で15カ月目ということになります(実際に自動車を渡し始めたのは2022年07月から)。
『現代自動車』は日本国内に工場を持っていませんから、その売れ行きは輸入として統計に捉えられているはずで、『日本自動車輸入組合』さんが毎月公表している「輸入車新規登録台数」に注目しています。
2023年03月は以下のような結果でした。
2023年03月(乗用車)
『現代自動車』:60台
シェア:0.17%2023年01~03月累計
『現代自動車』:162台(415.4%)※( )内は対前年同期比
03月は「60台」。2023年01~03月の累計は「162台」で、前年同期が「39台」だったので約4.2倍に増加しました。
何倍になったのかの数字は派手ですが、実際には「3カ月で162台」ですから全く良くありません。
ご注目いただきたいのは以下です。
↑赤でフォーカスしてあるのが中国のEVメーカー『BYD』です
中国『BYD』は「2023年03月:159台」を達成し、『現代自動車』60台の2.65倍売れています。
韓国産EVは、中国産EVに負けています。
中国電気自動車メーカーの雄といわれる『BYD』が「2023年01月に日本市場に参入する」と公表したのは、2022年07月21日でした。
↑『BYD Auto Japan株式会社』の発表/当時のスクリーンショット
あまり不吉なことはいいたくありませんが、「中国産のEVにも勝てず日本市場から再撤退」があり得るかもしれません。
(吉田ハンチング@dcp)