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韓国「低温時に最も走行距離が短くなる“電気自動車ブランド”はコレだ」

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先にご紹介したとおり、急きょ寒波が来た2023年12月第3週目、韓国では「バッテリー充電」のロードサービス要請が急増。電気自動車が急速に普及したという背景によるものと推測できます。

寒くなるとバッテリー性能が落ちますので、自分の乗っている電気自動車は大丈夫なんだろうか――と恐れるオーナーさんが増加していると思われます。例えば韓国メディア『東亜日報』には、年末に高速道路で電欠、ロードサービスを呼ぶことになり、給電所まで牽引してもらう羽目になった人の記事が出ています。

冬季に実際どれくらい走れるのか?は電気自動車を購入する際の需要な指標といえるでしょう。

『東亜日報』が興味深い記事を出しています。2020~2023年の3年間で、韓国市場に年平均14車種の電気自動車が投入されました。同紙は計42モデルの低温および常温時の平均走行距離を分析、低温時の走行距離が常温時と比較してどのくらい減少するのか――を調査。

結果を以下に引用します。

ブランド別「常温対低温走行距離」減少率
( )内は車種モデル数/減少比率(%)

第01位 メルセデスベンツ(5)……30.9%
第02位 韓国GM(1)……30.8%
第03位 フォルクスワーゲン(1)……30.2%
第04位 ポルシェコリア(1)……27.3%
第05位 アウディ(5)……27.1%
第06位 ポルスター(1)……25.9%
第07位 ボルボ(1)……23.9%
第08位 ケージモビリティ(2)……23.7%
第09位 レクサス(1)……23.1%
第10位 ステランティス(3)……21.0%
第11位 BMW(7)……20.8%
第12位 テスラコリア(4)……18.8%
第13位 起亜自動車(3)……16.9%
第14位 現代自動車(6)……14.7%
第15位 ロールスロイス(1)……1.6%

合計42モデル平均:21%減少
ソース:『東亜日報』

この『東亜日報』の調べによると、低温時に常温時と比較して最も走行距離が減少するのは『メルセデス・ベンツ』の電気自動車で、その減少率は約31%にもなります。驚くのは『ロールスロイス』で減少率は「1.6%」。低温時でも常温時とほとんど変わらぬ距離を走行できる――となっています。


↑同紙は最も減少幅の大きかったのは「メルセデスベンツEQA」。減少幅は「-36.5%」としています。

『起亜自動車』と『現代重工業』で減少幅が少ない結果となっている点に「身びいき」を感じないではないですが、この結果が公正だとするなら、韓国では冬季に輸入ブランドの電気自動車を運転するのは考えものです。

走行距離が思っているよりも短くなり、電欠でロードサービスを要請することになるかもしれません。

(吉田ハンチング@dcp)

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