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韓国「ドル強が続けばウォン安もやむを得ない」「1ドル=1,360ウォン」まで覚悟しよう

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2024年04月01日、「1ドル=1,350ウォン」を突破しました。

ウォン安が一段進んだわけですが、韓国の経済メディアでは、「アメリカ合衆国の連銀がいつ利下げするか分らないので、しばらくはドルが強く、従ってウォン安が継続するのもやむを得ない」としています。

ドルがどこまで強まっているかを、ドルの強弱を示すDXYで見ると以下のようになります(日足/チャートは『Investing.com』より引用:以下同)


↑2024年04月02日18:53時点

日足で見ると直近最高値さいたかねを抜きにかかっていることが分かります。

ローソク足1本が1週間の値動きを示す週足にすると、以下のようになります。

週足で見ると、2023年05月の高値は抜いており、10月の高値を抜こうとする途中です。

パウエル議長は「金利引き下げを急ぐ必要はなく、インフレが実際に2%台で維持できるかどうか確信が持てるまで待つことができる」と言及しています(2024年03月29日現地時間)。

併せて合衆国の金利引下げが2024年中は3回ではないか(これまでは6~7回)と期待が後退しています。その点でも、韓国メディアの「先制的な基準金利引下げができるのではないか」という期待もしぼんでしましました。

ウォン安方向だとして、問題はどこまでいくか――です。

週足で見た直近高値(ローソク足の実体部分で)は「1ドル=1,357.05ウォン」。1,360ウォン寸前までは覚悟しておかないといけないでしょう。

これを超えることになると、久しぶりに「1ドル=1,400ウォン」線の攻防が見られるかもしれません。盛大にドルが溶けることになるでしょうね。

(柏ケミカル@dcp)

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