韓国「小・中・高生」に経済理解力をテストした結果……小・中・高全部で平均点がダウン

広告
おススメ記事

2025年02月19日、韓国の企画財政部が面白いプレスリリースを出しました。

⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「2024년 초중고 학생 경제이해력 조사 결과」

小・中・高校生に対して行った「経済理解力調査」の結果を公表したのです。

2年ごとに行う調査となっており、前回は2022年でした。

今回の調査を担当したのは『韓国ギャロップ』で、小学校6年生5,192人、中学校3年生5,157人、高校2年生5,105人、および小・中・高校教師750人を対象に2024年08~10月に行われました。

2024年の結果は、

経済理解力の平均点数
小学校6年生:61.5点
中学校3年生:51.9点
高校2年生:51.7点

でした。企画財政部では小学6年生は60点を超えたものの、中高生は50点台となっており、「経済教育の強化が必要な状況」としています。

質問による正解率(中学生の場合)

正答率が高い項目
合理的選択:69.5%
電子商取引:68.7%
投資:67.3%
支払い手段:66.2%

正解率が低い項目
物価:44.3%
需要と供給:41.1%
機会費用:31.2%
価格と供給量:30.2%

合理的な選択、eコマース、投資など実生活関連質問の正解率は高かったのですが、物価、需要・供給、機会費用など経済の基本概念・原理関連の正解率は低かった――とのこと。大事なのは原理・原則ですから、これについて点数が低いのは問題でしょう。

面白いのは、2年前と比較して、小中高ともに点数が低下していることです。以下をご覧ください。

2022年および2024年の平均点
小学生:2022年 65.4点 ⇒ 2024年 61.5点
中学生:2022年 58.2点 ⇒ 2024年 51.9点
高校生:2022年 56.7点 ⇒ 2024年 51.7点

受験勉強とは関係ないかもしれませんが、経済についてのリテラリーが求められる時代となっていますので、小中高全てで平均点が低下するというのはよろしくありません。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました