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【全文紹介】韓国『原子力学会』が立場表明!返す刀で韓国政府・マスコミをディスる内容だった

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各メディアで「日本に謝罪要求」とばかり取り上げられていますが、実は「韓国政府・マスコミ」をディスった内容の非常に興味深い文書なのです。

日本の福島原発処理水の海洋への放流決定について、韓国がかまびすしい状況になっております。2021年04月26日、『韓国原子力学会』は自サイトにおいて立場表明のプレスリリースを出しました。

以下ですが、この文書の全文をご紹介します。

「福島原発の汚染処理水処分放出決定についての原子力学会の立場」という文書で、まず冒頭に以下のようまとめられています。

●韓国の漁業と自営業を保護するため、過度の放射能の恐怖を助長を自制せよ

●日本政府は私たち国民に謝罪し、関連情報を透明に公開せよ

「自制せよ」というのは、誰に対して言っているのか分かりません(以降の内容によると韓国マスコミなどに対しての文言のようです:後述)。後段については、日本は『IAEA』(International Atomic Energy Agencyの略:国際原子力機関)と協議しながら事を進めてきたので、これ以上の透明性はありません。

후쿠시마 원전 사고는 대형 지진과 이에 따른 쓰나미로 일어 났지만, 과거 재해 평가에서 예견 되었기에 대비했다면 피할 수도 있었던 사고였다. 이사 고로 최 인접국 인 우리나라 국민은 방사능 공포에 내내 시달렸고, 우리 수 산업계는 괴멸 적 타격을 입었다. 그 여파는 우리 정부의 기형적인 탈 원전 정책으로 이어져, 우리 원전 산업계는 세계 최고 수준의 기술을 갖췄음에도 앞날을 기약 할수없는 빈사 상태에 빠져있다. 이런 상황에서 최근 일본 정부가 오염 처리 수 방류 를 일방적으로 결정함으로써, 또 다시 우리 국민을 방사능 공포에 빠뜨렸다. 우리나라 대부분 언론도 방사능 공포를 부추 기는 보도를 쏟아 내고있다.

福島原発事故は、大規模地震とそれに伴う津波で起きたが、過去の災害の評価で予見されたので避けることもできた事故だった。

最隣接国である韓国の国民は、放射能の恐怖にずっと苦しめられ、産業界は壊滅的な打撃を受けた。

その余波は、私たちの政府の奇形的な脱原発政策につながり、われわれの原発産業界は、世界最高水準の技術を備えているにもかかわらず、将来を約束できない瀕死状態に陥っている。

このような状況の中、最近、日本政府が汚染処理の放流を一方的に決定することで、再び私たちの国民を放射能の恐怖に陥れた。

韓国のほとんどのメディアも放射能の恐怖をあおる報道を吐き出している

韓国の原発産業が瀕死状態になっていることを自ら認めていますが、これは文在寅大統領が脱原発政策を採っているためで、その大本が福島原発だというのです。人のせいにするのもいい加減にしろという話です。

文政権の「脱原発政策」を「奇形的」と評している点は注目に値します。また、韓国メディアに対する文句も忘れていません。

과학적사실을외면한가짜뉴스와정치적선동이우리국민과관련업계에얼마나큰피해를주었는지는과거광우병과조류독감사태의예에서쉽게찾을수있다. 당시과도한공포로집단적패닉상태에빠진우리국민이소고기와가금류소비를극도로줄이면서축산농가와자영업자는극심한고통을겪었다. 일본정부계획대로라면후쿠시마원전오염처리수는2년뒤부터방류함에도, 벌써수산물기피현상이벌어진다고하니걱정이앞설뿐이다. 이에우리학회는과도한방사능공포와우리수산물에대한지나친불신이해소되기를바라면서일본의후쿠시마원전오염처리수방류에대한입장을밝히고자한다

科学的事実を無視した偽のニュース政治的扇動が、私たちの国民と関連業界にどのように大きな被害を与えたのかは、過去の狂牛病と鳥インフルエンザの例で簡単に分かる。

当時、過度の恐怖で集団パニック状態に陥った国民は、牛肉と鶏肉の消費量を極端に減らし畜産農家と自営業者は深刻な苦痛を経験した。

日本政府の計画どおりなら、福島原発の汚染処理水は2年後から放流されるが、すでに水産物の忌避現象が起こったらとする心配が先んじるだけだ。

われわれ協会は、過度の放射能の恐怖と水産物への過度の不信が解消されることを願いながら、日本の福島原発の汚染処理水の放流決定についての立場を明らかにしたい。

現在韓国を覆っている福島原発についてのニュースを「科学的事実を無視したフェイクニュース」と断じており、また政治的扇動であるとはっきり書いています。『韓国原子力学会』は理解しているわけです。

우리학회는후쿠시마원전오염처리수방류에대한영향을분석하였다. 일본은오염수를2차례정화하여30~40년에걸쳐조금씩방류한다는계획이지만, 우리학회는오염수를재정화하지않고현재저장상태그대로전량을1년동안바다로방류한다고매우보수적으로가정하여평가하였다. 이오염수가우리나라해역에도달하는시간과바닷물에의한희석효과등으로인해, 우리국민이받는방사선피폭선량 3.5×10-9mSv/yr로예측되었다. 이는일반인에대한선량한도인 1mSv/yr의약3억분의1로, 무시할만한수준이다. 이분석은일본측의공개데이터에근거한것으로서추후검증이필요하지만, 매우보수적인가정하에서도방사선영향은미미한것으로평가되었다

協会は、福島原発の汚染処理水の放流の影響を分析した。

日本は汚染水を2回精製して、30~40年にかけて少しずつ放流する計画であるが、協会は、汚染水を精製せずに現在保存状態のまま全量を1年間、海に放流すると非常に保守的に想定して評価した。

放流水が韓国海域にも達するのにかかる時間と海水による希釈効果などにより、韓国民が受ける放射線の被ばく線量は3.5×10のマイナス9乗マイクロシーベルト/年と予測された。

これは一般人の線量限度である1マイクロシーベルト/年の3億分の1であり、無視できるレベルである。

この分析は、日本側の公開データに基づくものであって、今後の検証が必要だが、非常に保守的に考慮しても放射線の影響は微々たるものと評価される。

というわけで、『韓国原子力学会』は日本の処理水の放出の韓国に与える影響については微々たるもので、「無視できるレベル」であると認めています。

그러나국제사회일원이며이웃나라로서일본이우리나라에정부간채널을통해온전한정보와충분한설명을제공하지않은채일방적으로오염처리수방류를결정한데대해우리학회는일본정부에유감을표하지않을수없다. 또이웃나라국민에게피해를줄수있는사항을결정하면서진심어린사과등합리적조치를선행하지않은것에도유감을표한다. 일본정부는후쿠시마오염처리수방류로인해주변국국민이받게될심리적고통과물리적피해에대해깊이사과하고주변국을배려하는자세를가져야한다. 일본정부는이문제의핵심이안전을넘어공감과신뢰라는것을직시해야한다. 지금처럼자국사정만강조하며일방적조치를해나간다면, 문제해결은점점더멀어질것이라경고한다.

しかし、国際社会の一員であり隣国として、日本が韓国に政府間のチャネルを介して完全な情報と、十分な説明を提供していないまま、一方的に汚染処理水の放流を決定したことについて、協会は、日本政府に遺憾を表わさざるを得ない。

また、隣国の国民に被害を与えることができる事項を決定し、心からの謝罪など、合理的な措置を先行していないことにも残念の意を表する。

日本政府は、福島の汚染処理水の放流により周辺国の国民が受けることになる心理的苦痛との物理的な被害について深く謝罪し、周辺国に配慮する姿勢を持たなければならない。

日本政府は、この問題の核心は、安全性を越えて共感と信頼にあるということを直視しなければならない。今のように自国の事情だけを強調し、一方の措置をしていくならば、問題の解決はますます遠のくもの警告する。

科学的に日本を非難できないので、道徳的に日本を非難しています。ただし、日本が一方的に処理水の海洋放流を決めたというのは、それこそ一方的な主張です。「東京駐在の外交団を対象にこれまで100回以上の説明会を行った」と駐韓日本大使館は説明しており、当然韓国もこの中に入っているからです。

이에우리학회는일본정부에다음과같이요구한다.

1. 일본정부는후쿠시마원전사고로큰피해를준우리나라국민에게사과하라.
2. 후쿠시마원전오염처리수방류가불가피한최후의선택이었는지, 그결정과정을투명하게공개하라.
3. 후쿠시마원전오염처리수방류가한반도해역에미치는영향을평가한결과를밝혀라.
4. 후쿠시마원전오염처리수방류가일본정부가밝힌대로이행되는지를검증하고감시할구체적방안을제시하라.
5. 오염처리수방류계획검증및감시과정에한국전문가가참여할수있게보장하라

われわれ協会は、日本政府に次のように要求する。

1.日本政府は、福島原発事故で大きな被害を与えた韓国国民に謝罪せよ。

2.福島原発汚染処理することができ放流が避けられない最後の選択であったか、その決定過程を透明に公開せよ。

3.福島原発汚染処理水の放流が朝鮮半島海域に及ぼす影響を評価した結果を示せ。

4.福島原発汚染処理水の放流が、日本政府が明らかにしたとおり履行されるかを検証、監視する具体的方策を提示せよ。

5.福島原発汚染処理水の放流計画の検証と監視のプロセスに韓国の専門家が参加できるように保証せよ。

と、日本に対して5つの要求を掲げています。

우리정부는일본정부에적절히대응하지못해지금과같은혼란스러운사태가촉발된것을반성해야한다. 또방사능위험을과장하여탈원전정책의정당화구실로삼지말아야한다. 정치적목적으로조장된방사능공포가우리수산업계와자영업자의피해를가중하는자해행위가될수도있음을경계해야한다. 이에우리학회는우리정부에국민건강과관련산업보호를최우선가치로삼아, 정치적이고감정적대응을자제하고과학적사실을토대로실용적으로문제를해결해나가길촉구하는바이다.

첨부. 후쿠시마원전오염처리수의처분으로인한우리나라국민의방사선영향
보고서 link

韓国政府は、日本政府に適切に対応できず、今のような混乱事態が触発されたことを反省しなければならない。

また、放射能の危険を誇張して脱原発政策の正当化の口実にしてはならない。

政治的な目的で助長された放射能の恐怖が韓国の産業界、自営業の被害を重くする自傷行為になるかもしれないと警戒しなければならない。

われわれ協会は、韓国政府に国民の健康と関連産業の保護を最優先とし、政治的感情の対応を自制し、科学的事実を基に、実用的に問題を解決していくこと促すものである。

福島原発の汚染処理水処分による韓国国民の放射線影響レポートへのリンク
https://www.kns.org/boards/view/press/100945

プレスリリースの全文はこれで終わりですが、最後は韓国政府に「今回の日本の処理水放流を脱原発政策の口実にするな」「科学的根拠を基に問題解決を行え」と示唆しています。

日本に対する謝罪要求のくだりと科学的な話ではない道徳的な教条についての指摘はいかがなものかですが、この文書は、韓国政府と韓国マスコミを非難するものでもあります。日本に謝罪せよと言いながらも、本当はそれが言いたかった文書と捉えることもできそうです。

⇒参照・引用元:『韓国原子力学会』公式サイト「福島原発の汚染処理水放流についての『原子力学会』の立場」

(吉田ハンチング@dcp)

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