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韓国の「素材・部品・装備が日本から自立」はウソでした。【日本から395億ドル輸入】

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保守系韓国メディア『朝鮮日報』が文在寅政権の(日本からの)「素材・部品・装備」自立宣言を嘲笑うかのような記事を出しました。

2019年07月01日、日本は韓国への輸出管理強化措置を実施。半導体製造に必須の「フッ化水素」「フォトレジスト」「フッ化ポリミイド」の三品目について韓国に輸出する場合には「個別許可が必要」としました。

これを「輸出規制」とし、反発した韓国政府は「日本に依存している素材・部品・装備を国産化して自立する」と宣言。

Money1でもご紹介しましたが、2年後の2021年07月に文政権は「2年立って自立が進んだ」「日本からの依存が減った」と成果を誇りました。

ところが、事実はそんな幻想とはほど遠いものだった――と『朝鮮日報』は書いています。

日本に依存する素材・部品・装備金額は1.7倍に増加!

以下に記事の一部を引用します。

(前略)
それから2年が過ぎた昨年07月、文在寅大統領は素・部・装成果報告大会を開き、「日本の奇襲攻撃に対抗して素・部・装自立を成し遂げた」とした。

(中略)

しかし、04日、本紙が直近4年間の政府貿易統計を分析した結果、昨年日本から輸入した素材・部品・装備は貿易紛争以前の2018年よりもむしろ増加したことが分かった。

2018年の対日本の素材・部品・装備輸入額は381億ドル(45兆7,000億ウォン)だった。

2019年、日本が経済報復措置を断行すると、329億ドルとしばらくは殴られた収入額は翌年340億ドルに反騰し、昨年は395億ドルに上がった。

⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「『素・部・装独立宣言』から2年、日本依存はさらに激しくなった」

『朝鮮日報』の調査によれば、文大統領が高らかに誇った成果は幻で、輸出管理強化の前、2018年よりもむしろ素材・部品・装備の輸入金額は増えたのです。

2018年:381億ドル
2019年:329億ドル
2020年:340億ドル
2021年:395億ドル

ただし、「素材・部品・装備全体の輸入額全体」に占める「日本からの輸入」の割合は、「2018年:18.3%」から「2021年:15.9%」に減少したとのこと。

カンのいい方はスグにピンとくるでしょう。「迂回輸入」です。

「フォトレジスト」はベルギーからの迂回輸入が激増

日本企業が台湾やベルギーなどに持つ工場から輸出して韓国に入れれば、これは日本から輸入したとカウントされていません。

つまり、韓国政府が「日本依存が解消された」と誇っていたものは錯覚だったということになります。

『朝鮮日報』は「フォトレジスト」について以下のように書いています。

(前略)
2019年の日本の輸出規制品目3種の一つだった「フォトレジスト」は、日本の輸入依存度が2018年の93.2%から昨年79.5%に減った。

代替供給網であるベルギーを発掘してフォトレジスト輸入額を10倍以上大きく増やしたからだ。昨年ベルギーからの輸入比率は15.8%を占めた。

政府は「日本依存度を減らした成果」と発表した。

しかし、これをめぐって『日本経済新聞』は「韓国のフォトレジストベルギー輸入分は日本『JSR』のベルギー工場で製造されたもの」とし「欺瞞的な数値発表」と報道した。

製造国だけが変わっただけで、依然として日本メーカーの製品だということだ。
(後略)

⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「『素・部・装独立宣言』から2年、日本依存はさらに激しくなった」

日本企業の影から自由になれない「フッ化水素」

「フッ化水素」についても、産業通商資源部が「12nineのフッ化水素を開発した」とプレスリリースを出した『SoulBrain(ソウルブレイン)』が登場します(『ソウルブレイン』自身はそんなプレスリリースは出していません)。

(前略)
やはり規制対象だった高純度フッ化水素は『ソルブレイン』『イエンエフテクノロジー』など、一部国内企業が国産化に成功した。

製造技術力を確保して量産までしたが、相変わらず日本から自由ではない。

高純度フッ化水素生産のための原料需給から製造に至るまで、全ての関連企業が日本の化学会社との合弁会社だからだ。

『ソルブレイン』は日本の『ステラケミファ』『丸善薬品産業』と一緒につくった『FECT』※1から原料を供給され、『イエンエフテクノロジー』の高純度フッ化水素製造系列会社である『FEMテクノロジー』は、日本の『森田化学工業』(株式32%)※2との合弁会社だ。
(後略)

⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「『素・部・装独立宣言』から2年、日本依存はさらに激しくなった」

<<以下 筆者注>>
※1韓国『FECT』は1994年11月に『ステラケミファ』『丸善薬品産業』と『ソウルブレイン』が作った合弁会社。ただし、『ステラケミファ』は2021年12月07日に合弁解消のプレスリリースを出している。『ステラケミファ』の保有していた株式「24万9,600株」は全て韓国『ソウルブレイン』に譲渡。

※2『FEMテクノロジー株式会社』は大韓民国忠清南道牙山市にあり、『森田化学工業』が32.44%の株式を保有している。株主は他に『ENFテクノロジー』(46.43%)、『韓国石炭工業株式会社』(14.13%)、『サムスン電子』(7.00%)。

『ソウルブレイン』が本当に12nineに迫るような超高純度フッ化水素の製造技術を確保したのかはいまだに疑問ですが、とりあえず日本との合弁会社の存在がなければフッ化水素供給ができないことは認めています。

他にも非常に興味深いポイントの多い記事ですので、ぜひ元記事をお読みください。

韓国は半導体製造において日本から独立などできません。素材・部品・装備はいまだに日本企業の持つ技術力に依存しているのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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