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韓国「外貨準備の増減」に見る危険信号。「3カ月連続でマイナス」

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韓国経済が危なくなってきたよ、という話が韓国メディアでも多くなってきました。

危なくなってきた兆候を「外貨準備高の増減」から見てみます。

毎月公表される国際収支統計には「外貨準備高の増減」という項目があります。これは前月と比較して外貨準備高がいくら増えたか、減ったかを示しています。

+なら増えたなら減った――で、金額はその増減額です。

まず、韓国が経済危機となった「1997年アジア通貨危機」時の「外貨準備高」の増減です。以下をご覧ください。

上掲のとおり、「外貨準備高の増減」は4カ月を除いて他は全てマイナス。つまり前月比で外貨準備高はほとんど減少だったわけです。

次に「韓国通貨危機」時の2008年。こちらはもっとひどいです。以下をご覧ください。

外貨準備高が前月比で増加したのは08月の1カ月だけです。あとは全てマイナス。

つまり、貨準備高を積めなくなると(減少傾向が続くと)危ないということです。

これはとりもなおさず、貿易収支が赤字になると韓国が傾くことの証明でもあります。

なぜなら、外貨準備高は、「外国から輸出の代金を受け取る、配当利益を受けるといった資金流入」と「外国に輸入の代金を支払う、配当を支払うといった資金流出」の差額(もうけ分)で積み上がるものだからです。

韓国は、資金流入と資金流出の差額(もうけ)を何から得ているかといえば、物品の貿易です。

ですから、貿易でもうけが出なくなると外貨準備高が積めなくなり、貿易収支(輸出 – 輸入)が赤転すれば積めるどころか減少することになります。

貿易収支が黒字(貿易黒字)でも、他の要因によって資金流出が大きくなり、結果外貨準備高が減少することもありますが、韓国の場合はまず貿易です。

ともあれ、「外貨準備の増減」がマイナス続きだと危険というわけです。では、現在「国際収支統計」で「外貨準備の増減」はどうなっているでしょうか?

以下をご覧ください。

2021年11月~2022年01月と3カ月連続でマイナスです。

危ない兆候と見えないでしょうか。

(柏ケミカル@dcp)

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