韓国輸出の屋台骨を支えているといってもいい半導体産業。
しかし、2022年第4四半期は半導体産業に逆風が吹いています。IT需要が一段落してメモリー半導体の価格が下落。韓国半導体を支える『SKハイニックス』は、第4四半期には「営業利益:-1兆ウォン」で赤字転落すると見られています。
いかに逆風かを示すデータが韓国の産業通商資源部から出ています。半導体の輸出が低調になっていることを示すものです。以下の半導体輸出の金額推移をご覧ください(2022年01~12月)。
⇒データ出典:『韓国 産業通商資源部』公式サイト「2022年の年間輸出入動向」
結局12月も半導体輸出は戻せませんでした。ちなみに半導体輸出金額「100億ドル」は韓国メディアでは時に「マジノ線」と呼んだりしますが、まさしく第4四半期、10~12月はそのマジノ線を割り込んでいます。
「対前年同期比の増減」で見ると落ち込みはさらに明らかになります。以下をご覧ください。
半導体の輸出は、2022年08月から対前年割れに落ち込み、「11月:-29.8%」「12月:-29.1%」と、ほぼ3割減まで落ち込んでいます。
とりもなおさず、これは韓国輸出の屋台骨が揺らいでいることを示しています。
(吉田ハンチング@dcp)