『韓国銀行』李昌鏞総裁。最後の金融通貨委員会を終える ⇒ 基準金利「2.50%」据え置き

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2026年04月10日、韓国の金融通貨委員会は基準金利を「2.50%」で据え置きました。

韓国の基準金利は「政策金利」と同義ですが、2025年05月から「2.50%」で据え置かれています。

韓国はどん底景気が続いていますので、お金を回すために金利を下げたいところなのですが、イスラエルとアメリカ合衆国がイラン戦争を始めましたので、インフレ圧の高まりが懸念されます。

先にMoney1でもご紹介したとおり、03月の消費者者物価指数は上がり始めています。

韓国・さあインフレ率が上昇を始めた。
2026年04月02日、韓国の国家データ庁から待っていたデータが出ました。消費者物価指数(CPI)です。生活物価指数:2.3%上昇生鮮食品指数:6.6%下落農畜水産物:0.6%下落ウエイト:75.6米:15.6%下落豚肉:6.3%上昇みかん...

インフレの際には金利を上げてお金の価値を高めないといけませんので、そう簡単に下げることはできません。金融通貨委員会は妥当な判断を下したといえます。

李昌鏞総裁がいよいよ退任

2026年04月20日、『韓国銀行』の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁の任期が終了します。

李昌鏞(イ・チャンヨン)さんが『韓国銀行』の総裁に就任したのは、2022年04月でした。

ボンクラ文在寅はロクなことはしませんでしたが、李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁を『韓国銀行』総裁に指名したことだけは評価できます。

『IMF』のアジア太平洋局長を努めたことからも分かるとおり、マクロ経済に精通した人物で、実際の言動で自らの価値を示し続けました。

優秀な人物にありがちな「ふん、オレばか嫌い」という風のある人ですが、「通貨スワップ」「通貨スワップ」を連呼する政治家・メディアをたしなめる(あるいは冷笑する)姿勢など実に見事だったといえるでしょう。

コロナ禍に端を発する激しい世界的インフレ
米中貿易摩擦
尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の非常戒厳宣布
直近の急激なウォン安進行
etc.

さまざまな困難に直面しながら、非常に的確な判断を示し続けました。


↑尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の非常戒厳宣布の後、李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁はF4のメンバーとして韓国経済の司令塔であり続けました。

アメリカ合衆国から科せられた相互関税、それに付随する対米投資について(韓国政府が)「年間200億ドル上限」でまとめた際には、「これならなんとか……と安堵した」と評したことは忘れ得ぬ発言です。

また李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁が就任してから『韓国銀行』の出すリポート(および論文:ROK論文はその責を著作者が負うことになっていますが)の質が顕著に向上したことは特筆に値するでしょう。

中央銀行『韓国銀行』に勤務するスタッフが優秀でないわけはないですが、いかに「優秀さの発揮」がなされるかは、指揮官の優秀さに掣肘されるのは自明のことです。

李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は中央銀行総裁として優秀な指揮官であったといえます。

名残惜しいですが、李昌鏞(イ・チャンヨン)さんが『韓国銀行』を去ります。

次の総裁候補に指名された申鉉松(シン・ヒョンソン)さんが、李昌鏞(イ・チャンヨン)さんと同じぐらい優秀であるといいですね。

(吉田ハンチング@dcp)

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