今週も返済日が来ました。定点観測です。
『韓国銀行』は、アメリカ合衆国のFED(Federal Reserve Systemの略称:連邦準備制度)と締結したスワップライン※1を利用して、6次にわたって計約200億ドルを調達しました。
そのうち、満期日の長いものの返済が06月25日(木)から始まっています。
06月25日(木):79億2,000万ドル
07月02日(木):41億4,000万ドル
07月09日(木):20億1,500万ドル
07月16日(木):21億1,900万ドル
07月23日(木):12億6,400万ドル
07月30日(木):13億2,900万ドル
07月は総計「108億6,700万ドル」(約1兆1,683億5,463万円)※2を返済しなければなりません(利息分も足して返済)。
本日の返済額は、第3次調達分の「20億1,500万ドル」(約2,166億3,265万円)。利息は、年利「0.3567%」でしたので、「163万4,419ドル」※3。合わせて「20億1,663万4,419ドル」(約2,168億836万6,387円)になります。
例によって、きちんと返済できたかどうかは、『NY連邦準備銀行』が公表するドル流動性スワップの利用状況で確認できます。
世界的に恥をかきますので、『韓国銀行』も滞納するようなことはしないでしょう。本日終われば返済もあと3回。気になるのは、この返済で大量のドルを吐き出した後、韓国にドルは足りているのか、という点です。
※1韓国メディアは「通貨スワップ」、時に「通貨スワップ協定」と呼称しますが、紛らわしいのでMoney1ではFRB(Federal Reserve Boardの略:連邦準備制度理事会)に従って「スワップライン」「ドル流動性スワップ」と記載します。本稿のタイトルだけはアンカーが韓国の表記に合せて「通貨スワップ」としています。
※2ドル円換算は2020年07月08日の「1ドル=107.51円」を使用しました。
※3年利を365日で割って1日分の利率を求め、83を掛けて「83日満期分」の利率を計算。これに20億1,500万ドルを掛けて利息額を計算。
(柏ケミカル@dcp)