『コインチェック』の580億円流出騒動が大きく取り上げられ、その余波が収まりませんね。SBIの北尾のオッチャンは怪気炎を上げていますし(ああいうことを言わない方がイイと思うのですが)。
コインチェックの話ばかりクローズアップされがちですが、他にも七転八倒の騒動が起こっております。
Money1でもお伝えしたとおり、南朝鮮政府は仮想通貨の取引所の全面閉鎖を目論んでいますが、国民の一部から猛反発を食らい「まだ決定じゃないかもムニャムニャ」みたいな状況です。
中国では、仮想通貨の取引所を閉鎖に追い込んだだけではなく、携帯アプリを利用した取引なども禁止する方針を打ち出しています。
01月16日には、アメリカの仮想通貨BCCの取引所『ビットコネクト』が閉鎖に追い込まれした。テキサス州、ノースカロライナ州の証券当局から「取引停止」を通告され、ついにドボンとなりました。
01月19日には、CFTC(アメリカ商品先物取引委員会)が、顧客のお金をだまし取った疑いで、仮想通貨の取引業者を相手取り3件の訴訟を起こしたことを明らかにしています。
ICO絡みで七転八倒の騒動も多いため、SEC(アメリカ証券取引委員会)は2017年12月04日には、仮想通貨プレックスコインのICOを差し止め、プレックスコープス社の資産凍結を発表しています。
なにせ、このプレックスコインは1カ月で13倍(正確には1354%)に値上がりするという触れ込みだったのです。SECは「プレックスコープス社は投資家から約17億円を詐取した疑いがある」と目しているのです。
また01月31日、SECは、アライズバンクのICO(6億ドルを調達したとされます)について、「資産凍結の裁判所命令」を出させること成功しています。アライズバンクは、当局に登録せず不正に投資家からお金を集め、また、
・FDIC(連邦預金保険公社)の保証対象の銀行を買収した
・ビザと提携している
といったウソの説明をしていた、と追求されています。さらに訴状によれば、
・この詐欺ICOの勧誘に著名人を起用していた
とされているのです。ICOに対するSECの対応・追求はこれからさらに厳しさを増すことででしょう。
日本でも、ちょっとオツムの足りなそうな男前の芸能人が「ICOだ!」と大声で言っていますが、皆さんよく考えて、大切なお金をなくさないようにいたしましょう。
仮想通貨絡みの七転八倒はまだまだ続きます!
(柏ケミカル@dcp)