【韓国の外貨準備】米国債の売却が止まる。1,123億ドル

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韓国の外貨準備高に関わる話です。

2022年09月16日、アメリカ合衆国財務省から2022年07月時点での「合衆国公債の主要ホルダーとその金額」のデータが公表されましたので、韓国の保有金額を確認してみます。

以下をご覧ください。

⇒データ出典:『アメリカ合衆国 財務省』「MAJOR FOREIGN HOLDERS OF TREASURY SECURITIES」

2022年07月時点での合衆国公債の保有高は「1,123億ドル」。06月と同額です。

直近1年間の保有高の推移は以下のようになります。

2021年11月の「1,332億ドル」から7カ月連続で減少してきたのですが、ここで下げが止まりました。

『韓国銀行』の公表した2022年07月時点での外貨準備高は以下のようでした。

2022年07月
外貨準備高:4,386億ドル(約58兆4,259億円)
(前月比:+3億ドル)

<<内訳>>
⇒Securities:3,919億ドル(約52兆2,050億円)
(証券類)
前月比:-34億ドル

⇒Deposits:232億ドル(約3兆904億円)
(預金)
前月比:+40億ドル

SDRs、IMF position、Goldは略。
円換算は2022年08月03日「1ドル=133.21円」のレートで算出

⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「Official Foreign Reserves(July 2022)」

Securities(証券類)が34億ドル減少していますが、合衆国公債は増減なしですから、これは合衆国公債以外の謎の証券類を売却したものと見られます。

ちなみに、韓国の外貨準備高のSecurities(証券類)のうち、約30%はこれまで合衆国公債だったのですが、この07月は「28.7%」まで下落しています。

(柏ケミカル@dcp)

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