国連人権理事会の「うさん臭さ」。「泥棒が番犬になる」と台湾メディア

広告
おススメ記事

2020年10月14日、台湾メディア『Taiwan News』に辛辣なタイトルの記事が出ました。

「泥棒」が「番犬」になるとき:中国が選出された人権理事会の正当性が疑問視される

これは、2020年10月13日に行われた「国連人権理事会」(UNHRC)の理事国選挙で、中国とロシアが選出されたことについての記事です(サウジアラビアは落選)。

特に台湾の対岸にある中国共産党が治めている国のことを指しています。

選挙ではアジア太平洋地域の4つの空席を中国を含む以下の4カ国が埋めました。

中国:139票
ネパール:150票
ウズベキスタン:164票
パキスタン:169票

ちなみに中国の得票数は139票ですが、これは2018年の投票時の「得票数:180票」から「22%減少」しました。

同記事内では、中国の代表団は以下のように語ったとしています。

中国代表団は、「普遍的に適用可能なモデルは存在せず、人権は国家の状況と人々のニーズの文脈の中でのみ前進することができる」と述べた。

国連は、そのような「うちの国にはうちの国なりの人権の定義があるんだ」みたいな態度は認めてはおりません。

そもそもこの国連人権理事会は「すべての人のための、すべての人権と基本的自由の保護のための普遍的な尊重」の促進に焦点を当てた総会(GA)の補助機関として2006年に設立されたのです。

(松田ステンレス@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました