韓国の3年物国債の金利(利回り)が「1.947%」まできました(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
これは2018年11月16日の「1.947%」以来の最高値です。
国債の金利(利回り)が上がっているということは、国債の価格が下がっていることを意味します。
2021年01月05日は「0.936%」しかなかったので、1%以上も上がったことになるのです。
以下は10年物国債のチャートです。面白いのでご覧ください。
↑あくまでヒゲですが一時「2.504%」に達しています。
上がり始めたのは08月下旬。このときに何があったでしょうか?
『韓国銀行』が基準金利の引き上げを決めたのです。
基準金利が上がると、相対的に債券の投資対象としての魅力は下がります。同じ額の資金があれば、より利率の高いところ、もうかるところへお金が流れ、つまりは国債を売る動きになるので、それで金利(利回り)が上がるのです。
端的にいえば、この利率の急激な上昇は、韓国債の人気が下がっていることを示しています。
『韓国銀行』は11月にさらに一段階基準金利を上げると見られます。
問題はこれから発行する国債です。今までのように低利率でOKとはなりません。つまり、発行者である韓国政府の利子払いが大きくなるわけです。これまで韓国はお金じゃぶじゃぶ低金利で借金を重ねてきましたが、これからはそうはいきません。
借り換えも大変になるでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)