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韓国「張り子の虎 第2弾」も再起動するという世にもあほらしい話

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韓国の株式市場で下落傾向が続き、危ないというので、現在の尹錫悦(ユン・ソギョル)政権は、文在寅政権時に組成した「株式市場安定ファンド」を復活させると言い出しました。

これに加えて、第2弾です。

やはり文在寅大統領がぶち上げた「20兆ウォン規模の債券市場安定ファンド」を再起動するかもしれない――というのです。

これは、証券会社などからお金を募ってファンドを作り、その資金を突っ込んで債券市場の安定を図ろうというものです。簡単にいえば、国が認める市場介入基金です。

Money1でかつてご紹介したとおり、文大統領が「やりなさい」と言い組成された「株式市場安定ファンド」「債券市場安定ファンド」はなんの役にも立ちませんでした。

そもそも10兆ウォン20兆ウォンのはした金で市場を思いどおりに動かそうなどというのは妄想に過ぎず、お金を集めている間に危機的な状況が過ぎ、ほとんどお金を投じずに済んだのです。

これら「張り子の虎」を再起動して、ナニをどうするつもりでしょうか。

市場対策を行いますよ、というポーズにしか見えません。

韓国の○○○ファンドは国家的お家芸である

もう何度だっていいますが、韓国というのは何かというと「〇〇〇ナントカ基金(ファンド)」を作ってガラをかわそうという不思議な国です。

特に文在寅大統領の場合はひどく、「40兆ウォン規模の基幹産業安定基金を作って対処します」みたいなスローガンをぶち上げるのが大好きでした。

文さんの場合には、言うだけ言って自分の気が済んだら(大統領室のプレスリリースに格好いい写真が出たら)、後は野となれ山となれ。お金を集める算段は、主に国策銀行『産業銀行』、業界に丸投げ、監督は企画財政部がしっかりやれよ――でおしまいです。

大統領の支持が上がれば「言うだけタダ」みたいな態度でしたから、コロナ禍対策で組成した「〇〇〇ナントカファンド」なるものが役に立つわけがなく、粗製乱造、それこそ「〇〇〇ナントカファンド」の墓場と化したわけです。

いわゆる「徴用工」問題における、箸にも棒にもかからない「日韓の民間企業から出資を募って基金を作って……」という話も、「すぐに〇〇〇ナントカ基金を作りたがる」というお家芸のなせるもの――と考えることが可能です。

全く世にもあほらしい話という他ありません。

(吉田ハンチング@dcp)

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