韓国メディア『朝鮮日報（日本語版）』に興味深い記事が出ました。
『globalpetrolprices.com』のデータを基にした記事で、韓国が『OECD』（Organisation for Economic Co-operation and Developmentの略：経済協力開発機構）加盟国38カ国の中で、「下から二番目に電気代が安い」というのです。
↑『globalpetrolprices.com』の電気代比較のページ／スクリーンショット
『globalpetrolprices.com』はとても面白いサイトで、世界各国のガソリン価格や電気代、LPG価格などの比較が閲覧できます。
ちなみに、『朝鮮日報（日本語版）』の記事の基になった電気代金はkWh単位でドル表記なのですが、これを2022年11月22日のドル円レート「1ドル＝141.11円」で換算すると、『OECD』加盟38カ国の電気代高いランキングは以下のようになります。
世界の電気代高額ランキング
※2022年03月時点／『OECD』加盟国だけ抽出／家庭用電気料金第1位 デンマーク……¥67.88
第2位 ドイツ……¥64.50
第3位 ベルギー……¥59.84
第4位 イギリス……¥47.14
第5位 オランダ……¥47.14
第6位 スペイン……¥47.14
第7位 エストニア……¥46.71
第8位 リトアニア……¥45.58
第9位 オーストリア……¥45.44
第10位 イタリア……¥44.88
第11位 チェコ……¥43.47
第12位 アイルランド……¥41.35
第13位 スウェーデン……¥40.08
第14位 ポルトガル……¥34.72
第15位 ラトビア……¥33.17
第16位 日本……¥32.60
第17位 フィンランド……¥32.46
第18位 ルクセンブルク……¥32.32
第19位 スイス……¥32.18
第20位 オーストラリア……¥30.48
第21位 スロヴァキア……¥27.52
第22位 スロベニア……¥27.52
第23位 ギリシャ……¥27.24
第24位 フランス……¥26.81
第25位 ニュージーランド……¥26.39
第26位 ポーランド……¥24.42
第27位 イスラエル……¥23.99
第28位 アメリカ合衆国……¥22.86
第29位 チリ……¥22.72
第30位 ノルウェー……¥19.48
第31位 アイスランド……¥19.33
第32位 コロンビア……¥18.06
第33位 コスタリカ……¥16.79
第34位 カナダ……¥16.51
第35位 ハンガリー……¥13.27
第36位 メキシコ……¥12.70
第37位 韓国……¥12.42
第38位 トルコ……¥9.74⇒データ出典：『globalpetrolprices.com』
上掲のとおり、家庭用電気料金ではデンマークが第1位でkWh当たり「67.88円」です。日本は第16位で「32.60円」。
なるほど韓国は下から2番目で「12.42円」です。
韓国の電気代はデンマークの約18.3％に過ぎず、つまり約81.7％も安いのです。
しかし、「電気代が安いなぁ！」などと喜んでいる場合ではないのです。なにせ、この安さのせいで韓国の電気インフラを担う『韓国電力公社』が大赤字で飛びそうになっているのですから。
もう何度だっていいますが、親方太極旗の公社なので、その大赤字は結局税金で補填されことになるのです。韓国政府は自助努力をしろなどといって、『韓国電力』に全ての責任を押し付けていますが、そもそも電気代金を格安に据え置いて何もしなかった前文在寅政権の責任大です。
（吉田ハンチング＠ｄｃｐ）