2022年12月26日、北朝鮮の無人機5機が韓国領空を侵犯。京畿道金浦などを5時間に渡って飛行(7時間との報道あり)。民家近くまで迫りました。
韓国軍は撃墜を目指しましたが、1機も撃墜できませんでした。
また、この無人機に対応するため26日11:39頃、KA-1を原州基地から出撃させましたが、離陸中に墜落しました(操縦士2人は非常脱出して無事)。
言い訳できない韓国軍の大失態です。
「お前らはナニをやっとんじゃ」と尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領も相当頭にきたらしく、翌27日に開催された国務会議で今回の失態について言及。
国務会議での尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の発言を拾ってみると以下の具合です。
「北朝鮮の善意と軍事合意にのみ依存した対北政策がどれほど危険なのか、韓国国民がはっきり見た」
「去る2017年からドローンに対する対応努力と訓練、戦力構築が行ってきたはずが全くできておらず、訓練が非常に不足していた」
「過去数年間で、韓国軍の態勢と対北訓練が非常に不足していることを示し、より強い対北態勢と訓練が必要であることを如実に確認してくれた事件」
「北朝鮮の主要軍事施設を監視偵察するドローン部隊創設を計画していたが、昨日の事件をきっかけにドローン部隊の設置を最大限早める。最先端ドローンをステルス化して監視偵察力を強化する」
「このような軍用無人機の挑発に対する来年度対応戦力予算が国会で50%も削減された」
「新年には国会を再び説得して、こうした戦力予算を増額する。国民が不安にならないように予算と戦力を拡充するようにする」
2017年から行ってきたはずの対応努力・戦力構築が全くできておらず、訓練不足というのは、明らかに文在寅前政権に対する非難です。
あのボンクラは何をやってたんだ!という罵倒に他なりません。
「無人機による挑発への対応予算が50%も削られた」というのは歯ぎしりするような思いの吐露でしょう。
ちなみに、第20代大統領室からは2022年12月24日にワンコの譲渡会(?)について以下のような満面の笑みの尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の写真が公開されています。
いい笑顔ですが、北朝鮮の無人機侵入、撃墜ゼロには相当頭にきたご様子です。
(吉田ハンチング@dcp)