2020年01月06日、2019年12月末時点での韓国の外貨準備高が韓国銀行から発表されました。以下のようになっています。
外貨準備高:4,088億ドル(前月末比:約14億ドル増加)
<<内訳>>
⇒Securities 3,580億ドル(約38兆6,756億円)
(証券類)
前月比:85億ドル増加
⇒Deposit 129億ドル(約1兆3,936億円)
(預金)
前月比:73億ドル減少
⇒SDRs 34億ドル(約3,673億円)
(IMFのSDR(特別引出権)
前月比:変わらず
⇒IMF position 28億ドル(約3,025億円)
(IMFリザーブポジション)
前月比:2億ドル減少
⇒Gold 48億ドル(約5,186億円)
(金)
前月比:変わらず
※円換算は2020年01月06日「1ドル=108.03円」のレートで算出
⇒データ引用元:『韓国銀行』「Korea’s Official Foreign Reserves(As of the end of December 2019)」
http://www.bok.or.kr/viewer/skin/doc.html?fn=202001030128417610.hwp&rs=/webview/result/E0000634/202001
「外貨準備高」全体では前月比で約14億ドル増加していますが、これはSecurities(証券類)が85億ドル増加し、現金たるDeposit(預金)がなんと73億ドル(36.1%)も減少した結果です。
韓国メディアはまた「外貨準備高は過去最高を記録」といった紹介をするかもしれませんが、増加した分の証券類の2/3は恐らくアメリカ合衆国公債ではないはずです(答え合わせは1カ月遅れます)。
お金がないのは首もないのと同じ・・・・・・なんていうのですが、現金がこれほど減少して大丈夫でしょうか。
(柏ケミカル@dcp)