「中国よいとこ、外国人は投資するように」外資利用が31.5%減なのに!

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2024年09月14日、中国の商務部が驚くようなプレスリリースを出しています。

以下をご覧ください。面倒くさい方は強調文字、アンダーラインのところだけ見て飛ばしていただいても大丈夫です。

商務部の外国投資部門の担当者は、2024年01月から08月までの中国における外資吸収の状況を紹介した

記者質問:
商務部のデータによると、2024年01月から08月までの中国における外資利用の実行額は5,801.9億元で、前年同期比で31.5%減少した。これについて、商務部の評価は?

商務部の回答:
01月から08月までの間、中国では新たに約3万7千社の外資系企業が設立され、前年同期比で11.5%増加した。

外資の実際の利用額は5,800億元を超え、これは世界各国との比較においても、過去10年間の投資誘致規模との比較においても、いずれも高い水準にある。

特に、01月から08月までの間、外資の実際の利用額に占めるハイテク製造業の割合は、2023年の同期間と比較して1.9ポイント増加しており、投資誘致構造の継続的な最適化を反映している。

さらに、国家統計局のデータによると、今年01月から07月までの指定規模以上の外資系工業企業の利益総額は9.9%増加した。

米中ビジネス協議会が最近発表した調査報告書によると、調査対象となった米国資本の企業の70%以上が、2024年の中国における利益率が世界平均に達するか、それを上回ることを期待しており、80%が今年中国で生み出した利益を再投資する計画を持っている。

これらのすべてが、外資系企業が中国で順調に事業を展開しており、中国への関与を深める強い意欲を持っていることを示している。

中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議(三中全会)以降、外商投資企業は、この会議で決定された内容から生じる広大な市場機会に注目している。

最近、多国籍企業の経営陣が中国を頻繁に訪問し、「中国への投資」に関する宣伝活動に積極的に参加している。

例えば、第24回中国国際投資貿易商談会には、世界120の国と地域、18の国際組織、1,000を超える国内外の代表団、および多国籍企業から70名近くの経営陣が参加した。

中国への投資や事業立ち上げを検討する外国投資家を歓迎し、中国の高品質な発展の成果を共有したい。

⇒参照・引用元:『中国 商務部』公式サイト「商务部外资司负责人介绍2024年1-8月全国吸收外资情况」

「中国における外資利用の実行額」は、簡単にいえば外国から中国への直接投資がいくらあったのかを示しています。

01~08月累計で5,801.9億元。前年同期比で31.5%も減少しています。

にもかかわらず、この商務部報道官は「世界各国との比較においても、過去10年間の投資誘致規模との比較においても、いずれも高い水準」と強弁しています。

また、米中ビジネス協議会のアンケート調査を引いて「合衆国企業が中国市場に再投資する意欲を示している」とも。ただ単に逃げられなくなっているだけなのではないのか――という話です。

さらには「中国への投資や事業立ち上げを検討する外国投資家を歓迎」などと言っています。今さらこんな甘言にだまされるの外国人投資家がいるでしょうか。行ったら捕まるかもしれないような国に投資するばかはいません。


↑合衆国国務省の渡航注意マップ。中国本土は全域が「Reconsider Travel」(渡航するのを考え直せ)となっています。中国になど行かない方がいいのです。何をされるか分かりません。もちろん合衆国人だけでなく、日本人もです。

いまだに中国政府は「中国よいとこ、外国人は投資するように」と言っています。

(吉田ハンチング@dcp)

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