「必勝コリアファンド」という韓国国内企業の株式に投資するとして組成されたETFがあります。日本の輸出管理強化に反発した文在寅大統領が、これに「5,000万ウォン」(2019年08月31日のレートで約「440万円」)の自腹を切って投資した、とニュースにもなりました。
⇒参照:『AFP』「韓国大統領、「必勝コリア」ファンドに投資 日本企業の代替目指す」
https://www.afpbb.com/articles/-/3241501
この「必勝コリアファンド」は、韓国の「電気/電子」「半導体」「化学」「サービス業」「機械」「運輸機器」「通信業」「IT部品」などのセクターに属する企業の株式で組成されています。主な投資先は、
・SKハイニクス:5.55%
・エス・アンド・テック:2.97%
・徳山ネオルックス:2.90%
・NAVER:2.54%
基準日:2020年02月19日
となっています。
2019年08月02日、文大統領は特別演説で「日本には二度と負けない」と発言しており、そのためこの「必勝コリアファンド」は韓国の「克日」の象徴のように韓国メディアでは取り上げられました。09月01日には総額400億ウォンまでに資金が膨らんだと報道されています。
⇒参照:・引用元『聯合ニュース』「文大統領出資の『必勝コリアファンド』加入額400億ウォンを突破」(原文:韓国語)
https://www.yna.co.kr/view/AKR20190830167500008
株安進行で「必勝コリアファンド」も残念な現状に
この「必勝コリアファンド」がどのような成果を挙げているのか見てみると、収益率は以下のようになっています。
基準日:2020-03-19
⇒データ引用元:『NH-Amundi資産運用』「必勝コリア証券投資信託[株式] – 国内株式型」NH-Amundi資産運用>商品情報> ETF
https://www.nh-amundi.com/fund/FundDetail.asp?FundCode=EPM53
この株安で「必勝コリアファンド」も大きなダメージを受けており、(2019年08月14日より)現在の収益率はマイナス17.95%となっています。文大統領も困っているのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)