2020年12月10日、『韓国銀行』から「2020年11月中の国際金融・為替市場の動向」のリポートが公表されました。毎度おなじみですが、この中に、韓国株式市場・債券市場での外国人投資家の売買動向を示すデータがあります。
以下が11月とここまでの累計データです。
11月 | 2020年累計 | |
株式 | 55.2億ドル | -160.5億ドル |
債券 | -4.5億ドル | 218.8億ドル |
合計 | 50.7億ドル | 58.3億ドル |
注目ポイントは外国人投資家が債券市場において完全に売りに転じ、資金流出が続いていることです。
2020年債券市場
07月:30.1億ドル
08月:6.7億ドル
09月:-0.1億ドル
10月:-2.3億ドル
11月:-4.5億ドル
07月:30.1億ドル
08月:6.7億ドル
09月:-0.1億ドル
10月:-2.3億ドル
11月:-4.5億ドル
また、前年と比較すると外国人投資家による韓国への資金投入は以下のように「43.3億ドル」も減少しています(42.6%減少)。
2018年 | 2019年 | 2020年 | |
株式 | -56.6億ドル | 20.0億ドル | -160.5億ドル |
債券 | 139.1億ドル | 81.6億ドル | 218.8億ドル |
合計 | 82.5億ドル | 101.6億ドル | 58.3億ドル |
せっかく2019年に増加したのが今回の新型コロナウイルス騒動で急減したのです。外国人投資家は株式市場ではバイコリア(韓国買い)に転じましたがこれがいつまで続くのかにも注目です。
(吉田ハンチング@dcp)