案の定、G7は大揉め トランプ師匠「カナダ首相」を盛大にdisる!

初日から「トルドー首相(Justin Pierre James Trudeau・ジャスティン・トルドー)の苦悩」なんて記事が出るぐらい、06月08日-9日で開催された「G7」は大揉めが予想されていました。今回のG7の開催国(ホスト国)はカナダで、声明の取りまとめなどはホスト国の首脳がリードしなければなりませんからね。

トランプ大統領は、公表後にTwitterで「サミット首脳宣言」を批判し、またトルドー首相をかなりこきおろしています。そのtweetは以下のようなものです。

PM Justin Trudeau of Canada acted so meek and mild during our @G7 meetings only to give a news conference after I left saying that,“US Tariffs were kind of insulting” and he “will not be pushed around.” Very dishonest & weak. Our Tariffs are in response to his of 270% on dairy!

カナダのジャスティン・トルドー首相は、G7会合の間はおとなしく穏やかにしていた。私が去った後に「アメリカの関税は一種の侮辱だ」と言うためだけにだ。そんなことを言い続けるべきじゃないだろう。不誠実で軟弱だよ。私たちの関税は、カナダが乳製品にかけている270%の関税に対抗するものなんだ!

⇒データ引用元:Twitter「@realDonaldTrump」
https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1005586562959093760

Based on Justin’s false statements at his news conference, and the fact that Canada is charging massive Tariffs to our U.S. farmers, workers and companies, I have instructed our U.S. Reps not to endorse the Communique as we look at Tariffs on automobiles flooding the U.S. Market!

記者会見でのジャスティン(トルドー首相)の虚偽の声明と、カナダが我々アメリカの農民・労働者・企業に対して大きな関税を課しているという事実がある。これらを基に私はアメリカの担当者に共同声明を支持しないよう指示した。アメリカ市場に氾濫する自動車への関税を精査するみたいにね!

⇒データ引用元:Twitter「@realDonaldTrump」
https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1005586152076689408

少し説明が必要なのは「自動車への関税」の部分です。トランプ大統領は、ロス商務長官に自動車・トラック・車両部品について「安全保障上に問題がないか」を調査するようすでに指示しています。

鉄鋼・アルミニウムの関税上乗せを安全保障上の問題があるとして正当化したのと同様、今度はその手を「自動車」にも使おうというわけです。

先にMoney1でもご紹介したとおり、『通商拡大法』の第232条安全保障上の問題があれば輸入制限をかけることを許しています。自動車の輸入が安全保障上の脅威となるのか、ロス商務長官がひねり出す屁理屈に注目されます。

トランプ大統領は今回のG7の成果を認めてはいないようです。残りの6カ国首脳にしても「うんざり」というところでしょう。トルドー首相は、引き続きNAFTA(North American Free Trade Agreementの略:北米自由貿易協定)の再交渉を進めないといけません。やはり先が思いやられるG7となりました。

(柏ケミカル@dcp)