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米国金利「5.00~5.25%」の確率76.4%「米韓金利差は過去最大の逆転」となる

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2023年03月21・22日にアメリカ合衆国『FOMC』(Federal Open Market Committeeの略:連邦公開市場委員会)が予定されています。

ドルウォンがウォン安の方に傾き、KOSPIもまた安値方向となっていますが、これは合衆国の政策金利がまたビッグステップ「0.50% = 50bp」上がるのではないか?という見方が強くなってきたためです。

現在は、

アメリカ合衆国:4.50~4.75%
韓国:3.50%
金利差:1.25%

なのですが、合衆国が0.50%上げるなら、上限で「5.25%」となって、韓国「3.50%」との差は「1.75%」に拡大します。

来る03月22日に合衆国が0.50%上げるだろう――という予測がどのくらい強いかというと、『CME』の「Fed Watch」によると、

76.4%」となっています(2023年03月09日20:18現在/この確率は刻々変化します)。

問題は、「合衆国の金利が韓国よりも1.75%高い」という事態は史上初だということです。

これまでも韓国の方が金利の方が高いという事態はありましたが、それでも「1.50%」が最高だったのです。

お金はよりもうかる方へ動くので、合衆国よりも金利が高くないと資金は流出してしまいます。李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は、かつて「過去も韓国の方が基準金利が高いことがあった。この程度の金利差では資金流出がそれほど大きくなるとは思わない」と述べていました。

しかし、ここで金利差が過去最高を記録したらどうなるでしょう。

本当に大きな資金流出は起こらないでしょうか。

もちろん、危なくなってきたら臨時の金融通貨委員会を開催して「急きょ韓国の基準金利を上げる」という方法もあります。

ただ、その場合はきっと「韓国はドタバタしてるなぁ」という印象を世界的に与えることになるでしょう。

来る03月22日の『FOMC』の判断、その後どのような状況が現出するのかにご注目ください。ああ、もちろん、泰山鳴動して鼠一匹出ず――の可能性もあります。

(柏ケミカル@dcp)

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