韓国は不景気です。お金が回らなくなると困るので、早く金利を下げるよう要求が高まっています。韓国メディアでは「アメリカ合衆国に先立ち、『韓国銀行』が先制的に基準金利を下げる可能性」について記事をしきりに出すほどです。
2024年04月10日、合衆国の労働省は消費者物価指数(CPI)を公表したのですが、対前年同期比で「+3.5%」でした。市場予測3.4%を上回る数値で、しかも食料、エネルギーを除くコアCPI(日本でいうコアコア)が3.8%。こちらも市場予測3.7%を上回りました。
連銀の目指す2%が遠く、合衆国でインフレ率が下がりません。この発表を受けて06月の政策金利引き下げが遠のいたという見通しが広がりました。
このショックで、上掲のとおり米国債10年物は一気に4.5%超えまでいきました(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。国債が売り込まれたわけです。
――これで、『韓国銀行』が基準金利を引き下げる可能性も遠のきました。
(吉田ハンチング@dcp)