2026年04月07日、「与野党民生経済協議体会談」青瓦台でが開催され、韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さん、『国民の力』の代表である張東赫(チャン・ドンヒョク)さん、与党に成り上がった『共に民主党』の代表である元反米テロリスト・鄭清来(チョン・チョンレ)さんが、一堂に介しました。

↑「なんだこりゃ」な茶番劇を演じる韓国与野党高位の皆さん。
先にMoney1でもご紹介したとおり、李在明(イ・ジェミョン)・張東赫(チャン・ドンヒョク)・鄭清来(チョン・チョンレ)の3人は、2026年02月に会合を持つ予定だったのですが、例の司法改革三法の強行採決に反対した張東赫(チャン・ドンヒョク)さんが出席を見送り。流れていました。
「吊るしてやる」「『共に民主党』許すまじ」で激突している与野党がニコニコ笑みを見せて集っている光景は、まさに茶番としかいいようがありません。
実はこの会合で面白いことがあったのです。
政府は「26兆2000億ウォン」の追加補正予算を組むことにしましたが、この予算の中に「どさくさ紛れ」で、このお金本当にいる?――というものが入っていたのです。
具体的には――、
『TBS』を支援するための予算:49億ウォン
外国人観光客誘致マーケティング活性化支援事業:306億ウォン
マンションのベランダ太陽光事業:250億ウォン
農耕地投機の全数調査:587億ウォン
etc.
――などです。
そもそも今回の補正予算は「中東戦争の危機に対応するため」という名目のもので、「中等危機補正」と呼ばれるもの。
なぜ放送局『TBS』を支援するための予算が入っているのかまったく意味不明です(以下の記事でご紹介したとおり「飛びそうな企業」ではありますが……)。

早い話がどさくさ紛れでお金を突っ込みたいところがあるというわけです。誰がどんな利権を持っているのかが追跡しがいのあるポイントです。
――で、ご注目いただきたいのは「外国人観光客誘致マーケティング活性化支援事業」です。
この中に「中国観光客歓迎・接遇および利便性向上」ということで、「中国人観光客の荷物キャリー支援」として「5億ウォン」が入っていました。
「なにそれ?」と思われるでしょうが――「中国人の荷物運び支援」は、観光客のスーツケースや荷物を空港・駅・宿泊先の間で預かる/当日配送するという「手ぶら観光」なサービスの利用を促進するための予算です。
李在明(イ・ジェミョン)さんと張東赫(チャン・ドンヒョク)さんの間で「なんで中国人が荷物を持ち運ぶのを韓国政府が支援しなければならないのか」と舌戦になりました。
その舌戦の模様を『Chosun Biz』が報じていますので、以下に引きます。
(前略)
張代表はこの日の冒頭発言で、「いわゆる金正官(キム·ジョングァン)放送と呼ばれていた『TBS』を支援する49億ウォン、中国人観光客の荷物を運んでやる事業に306億ウォン、マンションのベランダ太陽光事業250億ウォン、農地投機の全数調査587億ウォンなどは今回の戦争補正予算の目的に全く合致しない代表的な事業だ」
と述べた。
これに対し李大統領は、「これは中国人にだけ支払うものなのか。外国人観光客は他にも来るが、中国人にだけ支給することになっているのか」と尋ねた。
張代表が「現在の予算編成を見るとそのようになっている。対象が中国人に限定されている」と述べ、宋彦錫(ソン・オンソク)『国民の力』院内代表も「戦争補正予算の趣旨に全く合致しない」と述べた。
李大統領は、「私は内容を知らないが観光振興のための予算のようだが、まさか中国人だけを支援するはずがない」とし、「中国人となっているならそれは削減しなさい。
しかし私が見るにはそういうことはないようだ」と述べた。
さらに「これもまたファクトに関する問題だ」とし、「張代表は中国人支援のためのものだと考えているが、ファクトを一度チェックしてみよう」と述べた。
(後略)
ご注目いただきたいのは、李在明(イ・ジェミョン)さんの「私は知らないが……」です。中国人だけが支援対象となることをオレは知らなかった――と逃げました。
ちなみに、リアルタイムでご紹介しそこないましたが、今回の補正予選の「これ本当にいる?」という細目については、少なくとも04月04~5日頃から韓国メディア上で問題提起が始まっていました。
例えば「중화권 관광객 유치 예산 적절성 논란(中華圏観光客誘致予算の妥当性論争)」といったものです。
中東で行われている戦争についての補正予算なのに「中国人による観光についての予算?」となって当然です。
野党から問題視され注目を集め、国民から「何をやっとるんだ」と思われたくなかったのでしょう、中国人の荷物運びを支援するという予算は、国会文体委の予備審査で全額カットされました。
しかし、おっかしな予算が全て削減されたわけではありません。
「中華圏からの観光客誘致:306億ウォン」は25億ウォンが削減され、281億ウォンとなりましたがイキとなっている状況です。
総額26兆2000億ウォンの補正予算がまだ国会では可決されておりませんので最後まで調整が行われると思われます。
(吉田ハンチング@dcp)





