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中国「中国共産党を選ぶことは国民の運命」と主張!06月04日も正当化

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2021年06月05日、中国共産党の英語版御用新聞『Global Times』に「中国共産党は1980年代の混乱を経て、さらに強くなり強固に初志を貫徹する」という記事が出ました。

これは、中国共産党の創立100周年に向けて、中国共産党の歴史を振り返るリポート記事の一つです。このEditor’s Noteに興味深いことが書かれていますので、これをご紹介します。以下に引用します。

Editor’s Note:
With the 100th anniversary of the founding of the Communist Party of China (CPC) less than a month away, the Global Times will publish a series of reports to decode why the CPC is the destined choice for the Chinese people, why it can rise above challenges and tests in a century, and what is its secret code to success in governing such a vast country and implementing effective economic policies that have created an economic miracle for China and the world.

編集部から:
中国共産党創立100周年まで1カ月を切った今、環球時報は一連のレポートを発表する。

ここでは、なぜ中国共産党が中国国民にとって運命的な選択なのか、なぜ100年に一度の挑戦や試練を乗り越えることができるのか、なぜこのような広大な国を統治できるのかを解読する。

また、中国と世界に経済的奇跡をもたらす効果的な経済政策を実施するための成功の秘密の鍵についても明らかにするだろう。
(後略)

中国共産党は中国国民にとって運命の選択なのだそうです。だとしたら、なんと悲劇的な運命なのでしょうか。

また次の部分にもぜひご注目ください。1989年にかつての東側、共産主義国家がばたばたと倒れた際に、中国は耐えた。それが今日の発展につながっているので、我々(中国共産党:決して中国国民ではない)の判断は正しかったと強弁しています。

(前略)
Successful development and mature governance of China today is just like the answer – the CPC made the right decision then. Compared with the unfortunate experiences of Russia after the Cold War and the poor destinies of other former socialist countries in Europe who chose other paths in 1989, the Chinese people understand that the CPC made a decisive decision in 1989 that saved the country and its reforms and opening-up. China eventually withstood a looming color revolution.

今日の中国の成功した発展と成熟した統治は、まさに「あの時、中共は正しい決断をした」という答え同然である。

冷戦後のロシアの不幸な経験や、1989年に別の道を選んだヨーロッパの他の旧社会主義国の不幸な運命と比較して、中国の人々は、中国共産党が1989年に断固たる決断を下したことで、国と改革開放が救われたことを理解している。

中国は結局、迫り来るカラー革命に耐えた。
(後略)

つまり、中国共産党は1989年06月04日に「民主主義を求める人々の群れを戦車で押しつぶしたこと」を正しかったと主張しているのです。

2021年06月03日、アメリカ合衆国国務省のブリンケン長官(Antony John Blinken)が出した声明を以下に掲載します。

Tomorrow marks the 32nd anniversary of the Tiananmen Square massacre. Named after the nearby Gate of Heavenly Peace, the square is instead synonymous with the brutal actions by the Government of the People’s Republic of China (PRC) in 1989 to silence tens of thousands of individuals advocating to have a say in their government and exercise their human rights and fundamental freedoms.

明日は「天安門事件」から32年目にあたります。

天安門広場は、天安門にちなんで名付けられましたが、1989年に中華人民共和国政府が、政府への発言権や人権・基本的自由の行使を主張する数万人の人々を黙らせるために行った残忍な行為の代名詞となっています。

These individuals had a noble and simple request: Recognize and respect our human rights, which are enshrined in the Universal Declaration of Human Rights.Instead of meeting this request with dignity and open debate, PRC authorities responded with violence.The courage of the brave individuals who stood shoulder-to-shoulder on June 4 reminds us that we must never stop seeking transparency on the events of that day, including a full accounting of all those killed, detained, or missing.The Tiananmen demonstrations are echoed in the struggle for democracy and freedom in Hong Kong, where a planned vigil to commemorate the massacre in Tiananmen Square was banned by local authorities.

人々は、崇高でシンプルな要求をしていました。

それは、「世界人権宣言に謳(うた)われている我々の人権を認め、尊重してほしい」というものでした。

しかし、中国当局はこの要求に尊厳をもって応えるのではなく、オープンな議論を行うのでもなく、暴力で対応したのです。

06月04日に肩を並べて立っていた勇敢な人々の勇気は、私たちがあの日の出来事の透明性を求めることを決して止めてはならないことを思い出させてくれます。

その中には、殺害され、拘留され、行方不明になった全ての人々についての完全な説明も含まれています。

天安門事件は、民主主義と自由を求める香港の闘争にも反映されています。香港では、天安門事件を記念して行われた追悼集会が地元当局によって禁止されました。

The United States will continue to stand with the people of China as they demand that their government respect universal human rights. We honor the sacrifices of those killed 32 years ago, and the brave activists who carry on their efforts today in the face of ongoing government repression.

アメリカ合衆国は、中国政府に普遍的な人権を尊重するように求める中国の人々に寄り添い続けます。

私たちは、32年前に殺された人々の犠牲と、政府の継続的な抑圧にもかかわらず、今日も活動を続けている勇敢な活動家たちに敬意を表します。

⇒参照・引用元:『アメリカ合衆国 国務省』公式サイト「On the 32nd Anniversary of Tiananmen Square」(天安門広場32周年に寄せて)

中国共産党はあの事件で亡くなった人たちにも運命だったと言うつもりなのでしょうか。いついかなるときも言論の自由は保障されなければなりませんし、暴力によって立つ主張など認めるわけにはいきません。

⇒参照・引用元:『Global Times』「CPC emerges stronger,firmer to original aspiration through the haze of 1980s.」

(吉田ハンチング@dcp)

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