重要な追記
中国共産党の御用メディア『Global Times』に台山原子力発電所についての報道が出ました。その中に原発周辺の線量のデータがあります。
それによれば「155nGy/h」とのこと。2020年第4四半期は「10月:157.2nGy/h」「11月:158.8nGy/h」「12月:160.9nGy/h」だったので安定している、とも。
※nGy/hは「ナノグレイ毎時」。ナノは10億分の1。「155nGy/h」は「124nSv/h」(124ナノシーベルト毎時)
⇒参照・引用元:『Global Times』「台山原子力発電所での漏えいなし、環境放射線制限の増加なし:当局者」
<<以下元記事>>
短信です。誠に申し訳ありません。
放射線漏れが疑われる中国・台山原子力発電所ですが、中国の「中国生態環境部」が以下の談話を公表した、と報じられました。
①冷却水の放射能濃度が上昇したが安全基準は満たしている
②濃度上昇は主に燃料棒の破損によるもの
③原子炉の運転中は小量の燃料棒の破損は一般的な現象である
④関連データでは世界の多くの原発で燃料棒の破損は起こってる
⑤中国では燃料棒が破損しても運転した経験がある
⑥炉心には6万本以上の燃料棒が装填されている
⑦破損したのは5本前後と推定される
⑧破損した本数は上限を下回っている
(破損率の上限を大きく下回っている)
放射線量が上昇したこと、燃料棒の破損があったことは認めました。
フランス『フラマトム』社は、フランスなら原発を止めるレベルとアメリカ合衆国エネルギー省に報告したようですが、それはいいのでしょうか。また、実際にどの程度の放射線量なのか具体的なデータはまだ出していないようです。
(吉田ハンチング@dcp)