中国『恒大集団』1年以内に返済する債務が27兆円ある。現金ショートで即ドボン

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なぜか日本メディアではあまり報じられませんが、「宇宙一の不動産屋という中国『恒大集団』が「いよいよ飛びそうだ」というので世界中のメディアから注目されています。

負債金額についていろいろいわれますが、『恒大集団』の2021年上半期決算報告書では以下のようになっています。貸借対照表の自己資本と負債の部です。

⇒参照・引用元:『恒大集団』公式サイト「截至2021年6月30日止六個月未經審核之中期業績公告」p5

負債の部だけ以下に拡大します。

データ引用元は同上

2021年上半期時点での負債総額は「1兆9,665億3,400万元」(約33兆5,491億円)です。

注目ポイントとしては、「2020年末:1兆9,507億2,800万元」(約33兆2,794億円)でしたから、さらに負債が「158億元(約2,696億円)増えている」点です。

また重要なのは以下の「流動負債」が異常に多い点です。

流動負債:1兆5,727億5,900万元(約26兆8,313億円)
非流動負債:3,937億7,500万元(約6兆7,178億円)

データ引用元は同上

流動負債」には、通常は「1年以内に返済しなければならない債務」を計上します。

『恒大集団』では総負債の80%が流動負債で、この「26兆8,313億円」という気の遠くなるような金額を1年以内に返済しなければならない、のです。

これはもう異常というか呆れるしかない事態です。

返済できるわけがないので、つまりはロールオーバー(借り換え)できずにキャッシュがショートすればデフォルトです。

正確には不動産ディベロッパー

(吉田ハンチング@dcp)

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