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中国が面白いこと言う「より良いサービスを世界に提供する準備がある」

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中国の外交部が面白い声明を出しました。

「世界経済の回復に新たな原動力を注入」してくれるそうです。

『中国国際サービス貿易交易会』(CIFTIS)は、常に中国のハイレベルな対外開放の窓口であり、世界各国の企業が交流と協力を行う重要なプラットフォームである。

習近平国家主席は、今年の2023年CIFTISのGlobal Trade in Services Summit(世界サービス貿易サミット)におけるビデオ演説で、サービス産業の対外開放を拡大するための一連の主要なイニシアティブを発表し、高水準の開放を拡大し、Win-Winの協力を主張する中国の決意とコミットメントを示しました。

中国がサミットを主催することは、サービス貿易発展の機会を全ての関係者と共有し、世界貿易交流の強化に新たな貢献をし、世界経済の回復に新たな原動力を注入することである。

近年、複雑で厳しい外部環境に直面する中,中国のサービス貿易は急速な成長を維持し、強い回復力を示してきた。

昨年のサービス輸出入総額は約6兆元、前年比12.9%増と過去最高を記録し、9年連続で世界第2位となった。

2001年にWTOに加盟して以来、世界のサービス貿易に占める中国の割合は2.4%から6.5%へと2.5倍以上に増加し、世界第4位のサービス輸出国、世界第2位のサービス輸入国となり、世界のサービス需給の中心地となりつつある、とWTOのイウェアラ事務局長はサミットのビデオメッセージで述べた。

世界経済は開放的であれば繁栄するが、閉鎖的であれば衰退する。

中国は、サービスの開放を通じて包括的な発展を促進し、自由貿易と多国間貿易システムを共同で保護し、より多く、より優れた中国のサービスを世界に提供するために、すべての関係者と協力することを望んでいる。

⇒参照・引用元:『中国 外交部』公式サイト「毛宁:中方愿为世界提供更多更好的中国服务」

何を言うやら、です。

まず自分ちの経済が大きく傾いており、「世界経済の回復に新たな原動力を注入する」余裕など中国にはありません。

主張していることは、より良いサービスを提供するので「買ってくれ」「お金入れてくれ」に他なりません。

2001年に『WTO』(World Trade Organizationの略:世界貿易機関)に加盟して以来、サービス貿易に占める中国のシェアは6.5%に成長した――と述べていますが、問題はまさにそこです。

もう何度だっていいますが、中国は『WTO』に加盟する際に約束したことを何一つ守っていません。「自由貿易体制を歪めるならず者」であるのが中国です。

中国はWTOコミットメントを果たしたか?

1市場アクセスの条件として技術移転を必要としないNo
2政府調達契約(GPA)への参加No
3国営企業は商業的考慮の基に購入するNo
4国有企業の経済的シェアを縮小するNo
5外資系銀行の国内企業と同等の待遇を与えるNo
6通信市場を外国にも開放するNo
7外国映画の配給を自由化するNo
8輸出補助金を大幅に削減するNo
9知的財産の窃盗と違反を大幅に減少せさるNo
10貿易協定の技術的障壁を遵守し、技術基準を操作しないNo
11「ワシントン・コンセンサス」開発モデルへの移行No

⇒参照・引用元:『US Information Technology and Innovation Foundation』「False Promises: The Yawning Gap Between China’s WTO Commitments and Practices」(原文・英語/引用者訳)

中国がさらに困るように、中国が提供するサービスを購入しないようにするのが最善手です。中国にお金をやってはなりません。

(吉田ハンチング@dcp)

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