2025年01月20日、アメリカ合衆国では第2期トランプ政権が始まり、発足から1カ月余りですが、さっそく世界中に波乱を巻き起こしています。
面白いことに、「フォートノックスには本当に金はあるんだろうな」と言い出しています。2025年02月15日、イーロン・マスクさんが『X』に「金はまだあるの?」「もうなくなったの?」と投稿。
「金はもうないよ」というのは、かねてからある陰謀論(というか都市伝説)ですが、それを確認したいとしました。毎年監査しようともいい、悪ノリしたのか、ランド・ポール上院議員が「やろうぜ」と応じています。
なかったら大爆笑ですが、確認しておくのはいいかもしれませんね。
公に知られるところによると、フォートノックスはこれまで3回しか確認されていません。
1943年:フランクリン・D・ルーズベルト大統領によって監査
※ただし戦時中に安全性を確認する目的であり、詳細な報告はほとんど残っていません。そのため正式な訪問とみなされず「フォートノックスが確認されたのはこれまでに2回だけとされることが多い。
1974年:陰謀論が高まったため、財務省が議会代表団や記者団に施設を公開。
2017年:共和党のミッチ・マコーネル上院院内総務、スティーブン・ムニューシン財務長官(いずれも当時)らが訪問し「確かに金はある」と報告。
そういえば、『韓国銀行』も外貨準備高の金が本当にあるのか、『イングランド銀行』に職員を派遣し確認しました(2023年)。
『韓国銀行』が本当にあるのを確認できたのは、実に33年ぶりのことです。韓国は11~13キロの金塊8,330個で構成された金「104.4トン」を保有しています。

ちなみに韓国の外貨準備高における金保有額がいつも「48億ドル」で全く変化しないのは、時価計算で外貨準備高を公表していないからです。
合衆国のケンタッキー州にあるフォートノックスには約4,580トンの金があるはずですが、2024年末時点で合衆国の金保有量は「8,133.5トン」と報告されています。
ちなみに、金保有額のTop10国、および韓国をグラフにすると以下のようになります。
合衆国がダントツの第1位で、Money1でも毎月ご紹介しているとおり、中国が保有量を増やし続けています。
韓国の「104トン」はランキングでいうと「第29位」になります。
(吉田ハンチング@dcp)