中国メディア『看中国』に興味深い記事が出ました。中国の人口は「14億人」となっているが、本当は「12.7億人に過ぎないのはないのか?」という内容です。
ことの起こりは、あるネチズンによる「中国の第7回国勢調査の結果はすでに判明しているが、あまりにも衝撃的なデータだったため、当局はあえて公表していない」「中国の人口は12.7億人だ」という投稿です。中国当局は「高齢化率」「出生率」を発表していないとも指摘しています。
これだけですとただの妄想と片付けられるかもしれないのですが、上海の定点観測データを傍証として上げています。
上海の出生者数
1990年01月01日:2,784人
2000年01月01日:1,148人
2010年01月01日:380人
2020年01月01日:1556人
1990年01月01日:2,784人
2000年01月01日:1,148人
2010年01月01日:380人
2020年01月01日:1556人
さらに同記事では、中国の人口問題を研究してきたウィスコンシン大学マディソン校の易富贤教授の『大国空巢』(大国の空の巣)という著書から以下のように引用しています。
「医療、教育、結婚などさまざまな社会的指標に基づいて中国の出生率や出生数を再評価した結果、2020年の実際の人口は12.6億人にとどまり、それを超える可能性は低い」
中国の第7回国勢調査の結果が正式に公表されるのは2021年04月ごろだといわれています。どんな数字が出てくるのか楽しみになりませんか?
⇒参照・引用元:『看中国』「中国实际人口并非14亿?官方疑不敢公开(图)」
(吉田ハンチング@dcp)