日本「地方銀行」大丈夫なのかの懸念

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かねてより先行きが懸念されている日本の地方銀行ですが、『Bloomberg』でもヤな話が取り上げられています。いわく「手負いの日本の地方銀行が生き残るためにリスクの高い債務を購入している」(以下の記事参照)。

⇒参照:『Bloomberg(英語版)』「Stricken Local Banks in Japan Buying Riskier Debt to Survive」
https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-12-16/stricken-local-banks-in-japan-turn-to-riskier-credit-to-survive

収益が上げられない一部の日本の銀行は、格付の低い外国債券、CLOを購入しており、その金額は上昇を続けている。この投資によって銀行は損失に対して脆弱になってしまう。

とのことで、これは全くそのとおりであります。SBIホールディングスが地方銀行への投資に注力する、なんてニュースが10月に流れたところですが、地方銀行の健全性については注視しておく必要があります。

(柏ケミカル@dcp)

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