【ファイブアイズは警告する】中国が「西側の戦闘機パイロット」をリクルートしている

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アメリカ合衆国・イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドで構成する『Five Eyes(ファイブ・アイズ)』が、非常に興味深い警告を発しました。

中国人民解放軍が、法外な報酬を餌に、西側の戦闘機パイロットをリクルートしている――というのです。

西側陣営から技術情報はパクって第5世代(と称する)戦闘機を完成させ、また空母での艦載機運用も始めたものの、実機の操縦ついては経験がないことから、新人教育のために経験豊富な西側パイロットを求めている――とのこと。


↑2024年06月05日、合衆国の『NCSC』(国家防諜安全保障センター)が出したプレスリリース。

非常に図々しい話ですが、合衆国の『NCSC』(国家防諜安全保障センター)のMichael C. Casey(マイケル・ケイシー)ディレクターは、「中国のPLA(人民解放軍)は、その欠点を克服するために、PLAとの関係を隠し、法外な給与を新兵に提供する世界中の民間企業を使って、飛行士を訓練するために西側の軍事的才能を積極的にリクルートしている」と述べています。

報告の詳細を見ると、中国側のリクルーターは中国、南アフリカ、その他の場所での仕事に対し、有利な報酬を提示しており、ヘッドハンティングや専門家向けネットワーキング・サイトなど、さまざまな方法でターゲットに接触していた――としています。

また、ある合衆国政府関係者は「西側の元戦闘機パイロットの何人かは、同窓会を利用して仲間に参加を促していた」と述べています。

2022年には、南アフリカのテスト・フライング・アカデミーが中国軍のパイロットを訓練するために20人以上の退役したイギリス空軍、海軍、陸軍のパイロットを使っていたことが発覚しています。

『NCSC』のCaseyディレクターは「西側の現役・元軍人パイロットが中国人民解放軍に協力する」ことの危険性について強く強調しました。

(吉田ハンチング@dcp)

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