アメリカではトランプ師匠が約30年ぶりの大規模な税制改革にこぎつけ、日本では黒田総裁が「現状維持」の金融政策で世界的に「思ったとおりだ」とスルーされ、中国では12月18日「中央経済工作会議」が開催されました。
この会議では、2017年の経済活動を総括して、2018年の計画を策定されるといわれます。国家レベルの重要な会議で、ここで「2018年のGDP目標」など経済的な課題が承認され、翌年の3月に開催される「全日本人民代表大会」(人民代と略されます)で発表されるのです。
中国は安定成長を続けているように見えますが、対外債務の急激な拡大、資金調達リスクの増進などを内包しているのは確実。2018年のGDP目標を「6.5%成長」とするのでは? なんていわれていますが、そういうこっちゃねーだろ、というのが識者の意見ではないでしょうか。もっとも会議自体が非公開なので、ナニを話し合ってるのか、中身はよく分からないのですが。
当たり前ですけれども、足元を見ないようにして遠くばっかり見ても、ロクなことにならないですよ。
(柏ケミカル@dcp)