安値進行がどこまでいくのか韓国の通貨「ウォン」の動向が注目されています。2020年02月26日(水)、韓国時間がすでに終了した16:10現在(日本時間)、ドルウォンチャートは以下のようになっています。
現在までのテッペンは「1ドル=1,220.12ウォン」で変わらず。天底は「1ドル=1,213.65ウォン」。この底値をつけた14時近辺がダブルボトムになっており(すみません以下の1分足のチャートをご覧ください)、そこからウォン安方向へ向かっています。現在はその上昇の途中と見られ、どこで止められるか、調整が入るかが注目されます。
ローソク足1本が1分間の値動きを示す「1分足」で見ると以下のようになります。
16:00過ぎからまたウォン安方向への勢いが強まり、この記事を書いている間にも「およそ1ドル=1,218ウォン」を突破にかかっています。
ここ数日はウォン売り・ドル買い圧力が非常に強力ですので、もし通貨当局が「ウォン安阻止」で介入しているとしてもドルが溶けるばかりで止めることはできていないでしょう。現実的な判断として防衛線を「1ドル=1,220ウォン」辺りに後退させている可能性もあるのではないでしょうか。
というのは、日足のチャートをもう少し引いて見ると以下のようになります。
2019年08月に形成した天井圏では「1ドル=1,219.14ウォン」が日足の「実体線」での最高値です。実体線としては1,220ウォンを超えることはありありませんでした。1,200ウォンは守れませんでしたが、この直近最高値1,220ウォンあたりで止めようとしているとは考えられないでしょうか。もっとも02月24日にすでに「1,222ウォン」超まで実体線で確定はさせているのですが。
「上がらなければ下がる」というのは相場の定番プライスアクションです。ずっと1,220ウォンをヒゲでしか超えられない場合にはウォン高トレンドへ回帰する可能性が高まります。
また随時動きがあれば記事を制作し、ドルウォンの状況をご紹介するようにいたします。
追記
2020年02月26日(水)深夜、日本時間27日00:55現在の状況を以下の記事にまとめました。本記事と併せてお読み頂ければ幸いです。アメリカ時間に入り、ウォン高方向への圧力が強まりました。
(柏ケミカル@dcp)