日本など各国の主要メディアでも「中国の景気は回復」なんて報道が出ているのですが、国有企業のデフォルトが相次ぐなど、とてもそうは思えないのではないでしょうか。中国メディアに興味深い記事が出たのでご紹介します。
『北京大学 国立開発研究所』の学部長で中国の著名なエコノミストである姚洋さんが、
中国共産党の国家統計局が発表した失業率は不正確である
と述べた、とのこと。姚洋さんによれば現在の中国の状況は以下のようになります。
国家統計局が発表した調査失業率は約6%にとどまっているが、このデータは都市登録人口であり、主な失業者は非都市登録人口である。
当局はこの点に関して統計を収集しなかった
で、姚洋さんは独自の06月末に6,000人以上をオンライン調査してみました。その結果、
失業率は15%、5%は半失業状態
であることが分かりました。足して失業率が20%として、労働者の人口5億人に掛ければざっと「1億人が失業者」になるというわけです。この概算もどこまで正確かは分かりませんが、中国共産党が公表する統計データはやはりアテにはならないようです。
⇒参照・引用元:『阿波罗新闻』「北大学者:大陆失业人口已达一亿 中共统计局发布的不准确 」
(吉田ハンチング@dcp)