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韓国政府「キミの米国債を担保にドルを借りよう!」と言いだす。新たなドル借金の手口を考えた!

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海外とのやり取りがない国というのはもはやありませんので、どんな国にせよドルが尽きるとおしまいです。

ドルをいかに調達するかは国としての大問題です。韓国のような輸出1本で食べている国、通貨危機を二度も経験した国では特にそうです。

韓国がやたらに「通貨スワップ」という「外貨を入手する仕組み」について気にするのはそのためでしょう。

2020年06月05日、『マネートゥデイ』に、韓国政府が新たな「民間金融会社ドル調達できる仕組み」を構築しようとしているという記事が出ました。

冒頭部分を引用します。

民間金融会社が米国債などの保有資産を活用してドルの流動性を確保するシステム8月ごろ稼動する。

既存の通貨スワップ資金を活用した外貨ローンだけでなく、予期せぬ危機時に金融会社がドルを調達することができるもう一つの安全弁として位置づける見通しだ。
(後略)
⇒参照・引用元:『マネートゥデイ』「金融会社、資産としてのドル調達…外貨流動性安全弁もう一つ」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)

赤アンダーライン、強調文字は筆者による(以下同)

韓国がアメリカ合衆国のFED(Federal Reserve Systemの略称:連邦準備制度)と締結したドル流動性スワップが登場しますが、これを補完する仕組みと考えているようです。

ドル流動性スワップでは、以下のような流れで市中銀行にドルを供給します。

①「ドル流動性スワップ」を利用してドルを供給すると市中銀行などにアナウンス
②ドルの競争入札が行われる
③『韓国銀行』が落札された金額をとりまとめ『NY連邦準備銀行』に伝える

『韓国銀行』は入札の段階で、上限金額や利率などの貸し出しの条件を伝えて、市中銀行に入札を募ります。

④『NY連邦準備銀行』から供給(貸与)されたドルが『韓国銀行』の口座に入る
⑤『韓国銀行』から『NY連邦準備銀行』の口座に等価になるウォンが入金される

このドルとウォンの交換ゆえに「スワップ」といわれます。いってみれば、ドル流動性スワップとは相手の通貨を担保に等価のドルを貸す仕組みなのです。

ちなみに、韓国が保有する合衆国公債を担保にドルを借りられる仕組みもあって、これは「FIMA Repo Facility」と呼ばれるものです。本稿末の記事を参照くだされば幸いです。

⑥『韓国銀行』から落札した銀行にドルが送金される。

『韓国銀行』はこのようにして市中銀行にドルを供給します。

この仕組みでは「誰が」ドルを供給するのか?

今回韓国政府が動いているのは、「民間金融会社」がドルを調達できる仕組みを作ろうではないか、というのです。

以下のような構想とのことです。

①金融会社が保有する合衆国公債(国債など)を担保に提供する
②この担保を一定期間後に買い戻す契約を基にドルが供給される
③満期がきたら担保の合衆国公債を買い戻し、利子を支払う

要するに「キミたちの持っている合衆国公債を担保にドルを貸そうじゃないか」という仕組みです。

疑問なのは「貸そうじゃないか」と言うのは誰なのか?という点です。同記事には貸し手が誰なのか言及がないのです。

韓国銀行』だとすると……韓国でドルの流動性がひっ迫しているときに利用するシステムだとするなら、そのとき『韓国銀行』にドルはあるのでしょうか? 貸し出すドルはどこから持ってくるのでしょう。また、別に新しい仕組みを作らなくても、市場で調達可能ではないのか、など疑問があります。

もしかして、「キミたちの持っている合衆国公債をこっちに貸しなさい。ボク(韓国銀行)がドルを借りてきてあげるよ!」なのでしょうか。

同記事によると、韓国政府は2020年08月末までには作りたいとしているようです。

邪推ですが、韓国銀行が単独でドル流動性スワップを利用してドルを調達するのは「これ以上ムリっす」ということではないでしょうか。

なぜか韓国では「合衆国と通貨スワップを結べた!」なんて手放しで喜んでいるふうがありますが、結局は融資、つまり借金であって利子を付けて返さないといけないわけですからね。

同記事の結びが面白いのです。

(前略)
金融当局関係者は「正確な数値ではないが、幾つかの大きな生命保険会社などは少なければ数億ドル、多いと数十億ドル単位の米国債などの対外金融資産を保有していると聞いている」とし「『ドル不足』は、予期せぬタイミングで迅速に到来するし、ますます不確実性が増している世界経済の状況では必要なシステム」と強調した。

キミたちはたくさん合衆国公債を持っていると聞いているよ?」と言っていますよね。

この件は大変面白く興味深いですので、また続報があればご紹介するようにいたします。

合衆国公債で一晩ドルを貸します!FRBが新設した「FIMA Repo Facility 」とは
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(柏ケミカル@dcp)

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