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割安株の見分け方 その9「ボリンジャーバンド」の使い方 その2

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ボリンジャーバンド」の続きです。ボリンジャーバンドは1980年代に発表されたもので、すでに30年も前のINDEXですが、今でも使用されているのはその魅力が色あせていないからに他なりません。前回は「日本でよくいわれるボリンジャーバンドの使い方」について紹介しましたが、実は考案者のボリンジャー自身が著書の中で推奨する使い方はそのようなものではないのです。

ボリンジャーの著書に『ボリンジャーバンド入門 ― 相対性原理が解き明かすマーケットの仕組み』(原書名『Bollinger on Bollinger Bands』)という初心者向けの本があります。この中で、ボリンジャー自身は次のように言っています。

ボリンジャー・バンドの神話の最大のものは、上部バンドで売って下部バンドで買うべきだというものである。それで成功する場合もあるが、いつもそうとは限らない。
(『ボリンジャーバンド入門』P.208より引用)

ボリンジャー自身は、神話といえるほど世間で信奉されている自身のINDEXの使い方を本道ではないと考えているのが分かります。

その後に続けて3つのメソッドを紹介しています。以下に引用します。

メソッドI
上部バンドを超えたところで買い、下部バンドが下落限度(ダウンサイド)まで破られたときに、ショート(空売り)をするのである。

メソッドII
価格が上部バンドに近づいたときに指標の確認さえあれば、その上昇基調を買い、そして下部バンドに近づいたときに今回もまた指標の確認さえあれば、その下降基調を売るのである。

メソッドIII
W型パターンと指標を使ってセットアップを明らかにしたうえで、下部バンドの近くで買い、あるいは上部バンドの近くで、弱気の指標を従えた一連のタグのところで売るのである。

(上記3つのメソッド:『ボリンジャーバンド入門』P.208より引用)

えーっと、すぐに理解できるでしょうか? 引用しながら筆者も当惑しています。アホの子の筆者は、メソッドIは「買い」と「売り」が逆ではないかと思いますし、まあ直訳文体がどうかと思います。

正直にいうと、同書の日本語版の訳が良いとは筆者は思いません。全編にわたって直訳原稿みたいな文で意味をとりにくいことこの上ないのです。同書は2016年2月1日現在で10刷となっていますが、原書が好著とされるだけにこの訳のまずさはもったいないですね。

ともあれ、ボリンジャー自身がこう使ってほしいと思っている使用法と、トレーダーたちの使用法が違っているのは確かです。ボリンジャーは『Bollinger Capital Management』のCEOを務め、同社は実際の資産運用を行っています。考案したINDEXの使い方が自分の思いもよらないものとなっているのは、興味深いことではないでしょうか。

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↑筆者(バカ)も一応ボリンジャーさんの本を持っています。面白いですが訳はいかがなものかと思っております。飯田先生すみません。

(高橋モータース@dcp)

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