日銀が「景気が良くなってるはずなのに物価が上がらない……むぎぎ」となっているというニュースがロイターにも上がる昨今で、大笑いなわけです。「物価が上がらない」というのは庶民にとってはイイことですから、多くの人は政府に日銀の焦燥感など知ったこっちゃない、のではないでしょうか。
インフレターゲットは「2%」のはずなんですが、全然そこに到達する気配がないわけです。
06月21日に公表された『金融政策決定会合』の議事要旨では、物価が上がらない理由について「コストの増加を価格に転嫁するのではなく、営業時間の短縮や提供するサービスの見直しなどによって対応する動きがみられる」という意見があったとのことです。
現在は、人手不足です。なので企業としては、働いている人の時給・賃金を上げないといけません。労働単価を上げないと来てくれませんからね。労働単価の上昇は、企業にとってはコストアップです。
通常であれば、コストアップは製品・サービスの価格アップにつながり――これは「物価の上昇」になるのですが、そうならず、企業が「ほんじゃ、その製品はやめよう」とか「時給上げなきゃいけなくなったので、営業時間を短くしよう」などの対応をしているので、物価が上がらない、というわけです。
まあ、当たってるような気がしないでもありませんが……皆さんはどう思われますか?
(高橋モータース@dcp)